2017.8.28 11:06

王子谷、うな重パワーで大物食い目指す 世界選手権へ出発/柔道

王子谷、うな重パワーで大物食い目指す 世界選手権へ出発/柔道

打倒・絶対王者リネールを目指し、日本を旅立った男子100キロ超級の王子谷剛志(左)と原沢久喜=成田空港

打倒・絶対王者リネールを目指し、日本を旅立った男子100キロ超級の王子谷剛志(左)と原沢久喜=成田空港【拡大】

 柔道の世界選手権(ブダペスト)に出場する日本選手団の最終第6陣として28日、男子重量2階級の選手らが成田空港から日航便で出発した。

 出発したのは男子100キロ超級のリオデジャネイロ五輪銀メダリスト、原沢久喜(25)=日本中央競馬会=と、全日本選手権覇者で同級の王子谷剛志(25)=旭化成。100キロ級前回覇者の羽賀龍之介(26)=同=と、同級で初出場のウルフ・アロン(21)=東海大。団体戦メンバーの中矢力(28)=ALSOK=と長沢憲大(23)=パーク24=も同行し、これで日本選手団は全員、現地へ旅立った。

 前日、現地で行われた組み合わせ抽選を「びくびくしながら見ていました」とは王子谷。リオ五輪100キロ超級覇者で“絶対王者”のテディ・リネール(28)=フランス=とは、順当なら準決勝で当たることになった。ただ「その前にも(欧州選手権覇者のグラム)ツシシビリ(ジョージア)など、やりにくい相手が入った。気が抜けない」と警戒する。

 出発を前に、小田原の「予約しないと入れない」名店でうな重を堪能した。「ご飯大盛りで食べました。基本、ウナギ好きなんですが、試合前に食ったときは負けていないので」。2連覇している全日本選手権の前にも実施した恒例の験担ぎをこなした。次は「絶対王者も、どうにかして食ってやろうと思っています」と大物食いに照準を合わせる。

 リネールと決勝で当たれば、リオ五輪決勝の再現となる原沢は「気持ちが高ぶってきている。取りこぼしのないように上がっていきたい」と、静かに闘志を燃やす。

 リネールが指導1つの差で逃げ切ったリオ五輪決勝が、技による決着に重点を置く今季のルール改正の要因となった。それだけに対戦が実現すれば注目されるのは必至。「ルール改正があってよかったと思える試合をできれば一番いいが、まずは勝ちたい。組み手の厳しい選手なので、ファーストコンタクトが大事になる」と、自らに言い聞かせるように話した。

  • 決戦の地・ブダペストへ出発した柔道男子の(後列左から)ウルフ・アロン、羽賀龍之介、王子谷剛志、原沢久喜。前列は団体戦メンバーの長沢憲大(左)と中矢力=成田空港
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