2017.8.25 10:59

芳田、信頼する先輩と同行で「心強い」 世界選手権へ出発/柔道

芳田、信頼する先輩と同行で「心強い」 世界選手権へ出発/柔道

世界選手権へ、笑顔で出発する女子57キロ級の芳田司(左)と、女子チーム主将の宇高菜絵=成田空港

世界選手権へ、笑顔で出発する女子57キロ級の芳田司(左)と、女子チーム主将の宇高菜絵=成田空港【拡大】

 柔道の世界選手権(28日開幕、ブダペスト)に出場する日本選手団の第3弾として25日、女子57キロ級の芳田司(21)と、男女混合団体戦の同級代表で女子主将の宇高菜絵(32)=ともにコマツ=が、成田空港から日航便で出発した。

 初出場の芳田は「柔道をしてきた中で、一番大きな大会。いろいろ考えて緊張しています」。それでも表情が柔らかい理由には、同行する先輩の存在が大きい。

 当初、この日に出発する選手は芳田だけで、帯同するコーチと2人での移動。心細かったが、27日に出発の予定だった宇高が直前になって同行することになった。「頼りになる先輩。(一緒でなければ)全然違ったと思う」と笑顔を見せる。

 同じ階級で、元世界女王でもある宇高は「大事な存在」だ。「柔道ではライバル。緊張感を持って、試合のようなレベルの高い練習ができる」。一方で道着を脱ぐと「とてもかわいがってくれるんです」。この日も報道陣の取材に対応する前、お互いに髪や顔をチェックし合うなど、仲の良さを感じさせた。

 「一緒に行けることになって、芳田が喜んでくれたのはよかった」というのは宇高。出番は最終日(9月3日)で、まだ先だが、「私は時差ぼけの改善に時間がかかるタイプ。ロシアの世界選手権(2014年、優勝)に出たときも、7日前に入ってうまく調整できたので、早まってよかった」と変更を喜んだ。

 2人にとって国内最大のライバルといえるロンドン五輪同級金メダリストの松本薫(29)=ベネシード=が、出産をへて練習を再開した。先日、練習で一緒になったという芳田は「赤ちゃんをコーチに任せて練習していました。子供を産んでもすぐに切り替えて打ち込みしている姿を見ると、『本当にお母さんなのかな』と思うくらい。ライバルという以上に、人としてすごいと感じました」。そう振り返り、気を引き締める。

 そうそうたる先輩たちと、1つしかない東京五輪同級代表の座をめぐって競う芳田。「私は、悪いときは気持ちが守りに入り、柔道も小さくなる。覇気を出して、大きな柔道をして勝ちにいく」。世界選手権で、まずは頂点を取りにいく。

  • 同行する所属の先輩、宇高菜絵(右)と、お互いの髪型などを笑顔でチェックする芳田司=成田空港
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