2017.8.13 05:01

【朝原宣治】今大会初レースの桐生は見事な走り

【朝原宣治】

今大会初レースの桐生は見事な走り

男子400メートルリレー予選 3走の桐生祥秀=ロンドン(撮影・川口良介)

男子400メートルリレー予選 3走の桐生祥秀=ロンドン(撮影・川口良介)【拡大】

 陸上・世界選手権第9日(12日、ロンドン) 男子400メートルリレー予選で、日本は多田修平(21)=関学大、飯塚翔太(26)=ミズノ、桐生祥秀(21)=東洋大、ケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=で臨み、38秒21の1組3着、全体の6番目で決勝に進出した。

 バトンパスは詰まったが、リスクを冒さない想定内の作戦だったと思う。ただ、タイムは38秒21と低調。もう少し出して決勝に弾みをつけてほしかった。決勝では各選手がバトンパスで0・1秒ほど縮めて、走力を上げる必要がある。

 それには天候への適応が求められる。ロンドンは気温が高く、突然の雨にも遭遇する。私も現役時代、同じような気象条件ではこまめな水分補給と着替えで体をいたわった。万全な状態でレースに臨むためには細心の注意も必要になる。

 第3走者(3走)の桐生は、この種目が今大会初のレースだった。体調管理やモチベーション維持が難しい中でも、切れのある走りを見せた。3走はコーナーの入り口でバトンを受け取り、出口でバトンパスをするだけに高い技術が求められる。リオ五輪の功績もあり、この4人がベストメンバーで、配置も適切だったと思う。3年後の東京五輪に向けて土台を築いてほしい。 (北京五輪男子400メートルリレー銅メダリスト)

  • 男子400Mリレー予選で3走・桐生祥秀からバトンを受ける4走・ケンブリッジ飛鳥(手前)=ロンドン(撮影・川口良介)
  • 日本は1組3着で決勝進出。今大会初登場の桐生(左から2人目)が、第3コーナーを疾走した(撮影・川口良介)
  • レース後に笑顔を見せる(左から)多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥=12日、イギリス・ロンドン(川口良介撮影)
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