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【二十歳のころ 日高逸子(1)】パティシエ目指し上京した田舎の純情娘

【二十歳のころ 日高逸子(1)】

パティシエ目指し上京した田舎の純情娘

特集:
二十歳のころ
日高逸子

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 大型連載の第18回は、女子ボートレーサー歴代1位となる9億円超の賞金を獲得している日高逸子選手(55)。デビューから32年、2人の子供を産み育てながら、今もなお第一線で走り続けている。ボート界の“グレートマザー”の「二十歳のころ」は、時に迷い挫折を繰り返しながらも、がむしゃらに前へ進むことを止めない、チャレンジの連続だった。

 ありがたいことに32年あまりボートレースの世界で働かせていただいている私ですが、原点は田舎の貧しい暮らしでした。

 生まれは宮崎県都城市で、小学校1年生の時に両親が離婚。2歳上の兄と県の最南端にある串間市で農業を営む、父方の祖父母の元で育てられることになりました。

 交通事故が原因で働けなくなった父はやがて酒浸りとなり、酔って暴れることもしばしば。身の危険を感じた母は祖母たちと話し合ったすえ、子供2人を託して家を出ることになったのだと後に知りました。

 子供の頃は母親が欲しかったけど、甘えさせてくれるような祖母ではなかった。食事で正座しないと容赦なく叩かれ、洗い物は常に私の仕事でした。しつけはとても厳しかったですね。

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