2017.7.17 05:00

【矢尾板貞雄】直線的すぎた攻撃…三浦は衰え隠せず

【矢尾板貞雄】

直線的すぎた攻撃…三浦は衰え隠せず

 プロボクシング・WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ(15日=日本時間16日、米カリフォルニア州イングルウッド)挑戦者で同級1位の三浦隆司(33)=帝拳=は、初防衛戦となる同級王者のミゲル・ベルチェルト(25)=メキシコ=に0-3の判定で敗れ、1年8カ月ぶりの王座返り咲きに失敗した。

 三浦の攻撃は直線的すぎた。得意の左ばかりを当てようとして王者にサイドに動かれ、パンチが届かない。さらに入っていこうとするところにジャブや左アッパーを浴びた。追いかけ方がへたで見栄えが悪い。ボディーアッパーが効果的で、明らかに相手は嫌がっていたが、とらえきれなかった。

 5月のWBA世界ミドル級・村田諒太戦のときもそうだったが、海外のジャッジは細かいパンチでも手数を出した選手を評価する。判定で大差になったのも、そんな傾向の表れといえる。

 気になったのは生命線の左ストレート、右フックを出したときに体が流れること。パンチにも切れがなくなる。三浦も33歳。衰えは隠せないようだった。(サンケイスポーツ評論家)

今、あなたにオススメ
Recommended by