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【乾坤一筆】三浦隆司と葛西トレーナー、互いの“夢”尊重し別々の道へ

【乾坤一筆】

三浦隆司と葛西トレーナー、互いの“夢”尊重し別々の道へ

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
2014年11月、WBC世界Sフェザー級王者だった三浦(上)を肩車する葛西トレーナー。タッグは解消したが、三浦の王座復帰を願う

2014年11月、WBC世界Sフェザー級王者だった三浦(上)を肩車する葛西トレーナー。タッグは解消したが、三浦の王座復帰を願う【拡大】

 恩師と別れても、その男は感傷的な気分に浸っていない。米カリフォルニア州イングルウッドで今月15日(日本時間16日)にプロボクシングWBC世界Sフェザー級タイトルマッチに挑む、元同級王者の三浦隆司(33)=帝拳。突然訪れた環境の変化にも動じず、連日4時間以上のハードなジムワークに励んでいる。

 5月上旬、担当のトレーナーが葛西裕一氏(47)から田中繊大(せんだい)氏(45)に代わった。2カ月半後に王座返り咲き、いや、ボクサー人生を賭す決戦が控えている中、異例の事態ともいえよう。

 もう一度緑色のベルトを巻く-。ひたむきに夢を追いかける三浦をサポートした葛西氏にも、ボクシング人としての夢があった。9月に東京・世田谷区でアマチュアのジムを開き、草の根からボクシングを普及するというもの。大事な試合への準備期間に入っていたが、三浦は恩師のそれを尊重した。

 2人が出会ったのは、三浦が横浜光ジムから帝拳ジムに移籍した2011年7月。その年の1月にWBA世界Sフェザー級タイトルマッチで王者の内山高志(ワタナベ)からダウンを奪いながらも、8回TKO負けを喫した。ボクシングを辞めようかと悩んだ末、名門ジムで再起を目指した時期だった。

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