2017.6.18 18:34

山県、先行逃げ切りでロンドン切符つかむ 「優勝だけ狙って戦っていく」/陸上

山県、先行逃げ切りでロンドン切符つかむ 「優勝だけ狙って戦っていく」/陸上

大雨が降る中で走り込みを行った山県=慶大日吉キャンパス陸上競技場

大雨が降る中で走り込みを行った山県=慶大日吉キャンパス陸上競技場【拡大】

 陸上男子短距離の山県亮太(25)=セイコーホールディングス=が18日、日本選手権(23日開幕、大阪・ヤンマースタジアム長居)に向けて横浜市内で練習を公開した。

 100メートルで日本歴代4位の10秒03を自己ベストに持つ25歳は、世界選手権(8月、ロンドン)代表権のかかる故障明けの復帰レースに向け、「負けるわけにはいかない。優勝だけ狙って戦っていく」と悲壮の覚悟で臨む。

 今季は、10秒06をマークした3月11日の豪州での競技会で右足首を痛めて戦線離脱。練習を再開したのは2カ月後の5月中旬で、4月下旬の織田記念国際などエントリーしていた3大会の出場を見送った。

 欠場していた期間にライバル勢は躍進した。今月10日の日本学生個人選手権では“20歳の新星”多田修平(関学大)が追い風4・5メートルの参考記録ながら9秒94を記録。山県は「ライバルの結果が気になっていた。なんで走れないのかと、もどかしかった」と、もんもんとした日々を過ごした。

 トラックに戻るまでの期間は、週2回だったウエートトレーニングを3回に増やし、体重はシーズンインの3月から1キロ減って71キロと絞れた。新たなルーティンも取り入れた。走る前には痛めた右足首を温水と冷水に交互につける「温冷交代浴」によって血行を促進し、ケアを徹底しながら調整を進めてきた。

 日本選手権の100メートルでは、昨夏のリオデジャネイロ五輪をともに戦った桐生祥秀(21)=東洋大=や多田らと3枚の代表切符を争う。「出来は8割5分。1番になるとしたら、どういうレースになるか想像している」と山県。大雨の中で行ったこの日の練習では、自慢のスタートダッシュを重点的に確認した。理想とする先行逃げ切りで、トップでフィニッシュする青写真を描く。

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