引退を表明した浅田真央選手(26)に、ともに戦った選手たちはねぎらいの言葉を贈った。2006年トリノ冬季五輪金メダリストの荒川静香さん(35)は横浜市内で取材に応じ「華があり、フィギュア界で一番影響力のある選手。寂しい」と惜しんだ。
自身が悩みを抱えていた05~06年シーズンに、浅田選手は世界のトップ選手の仲間入り。無邪気にスケートを楽しむ姿に感化されたという。「楽しんで物事に向き合うことは、すごく大事だと思い起こさせてくれた」。今後については「普及に貢献してほしい」と期待した。
同郷の後輩、村上佳菜子選手(22)は愛知県豊田市の中京大で取材に応じ、14年ソチ五輪に一緒に出たことを一番の思い出に挙げた。「軽やかな滑りと軽やかなジャンプは自分にはないもの。ずっと背中を見て頑張ってきた。これからもずっと最高の友達で、お姉さんで、憧れの人であると思う」と語った。