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3代目は箱根から世界へ羽ばたけるか-“山の神”神野はニュージーランドで本格的なマラソン練習に着手/陸上

3代目は箱根から世界へ羽ばたけるか-“山の神”神野はニュージーランドで本格的なマラソン練習に着手/陸上

青学大時代の神野大地

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 2代目は人知れず、戦いの場を降りた。東洋大時代に東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で活躍した男子長距離の柏原竜二(27)が現役を引退した。箱根駅伝山上りの5区で4年連続区間賞を獲得して脚光を浴び“山の神”と称された。2012年に富士通に入ったが故障に悩まされ、15年9月にシドニーでマラソンに初挑戦し2時間20分45秒に終わり、昨年3月のびわ湖毎日では2時間22分15秒と成績を残せなかった。

 順大時代に箱根路を席巻した“元祖”山の神、今井正人(32)=トヨタ自動車九州=は15年2月の東京マラソンで日本歴代6位となる2時間7分39秒をマークしたが、同年8月の世界選手権(北京)は体調不良で出場を辞退。昨年のリオデジャネイロ五輪代表の座もつかめなかった。

 箱根駅伝は1912年ストックホルム大会で日本初の五輪マラソン選手となった金栗四三の発案で1920(大正9)年に始まった。今井や柏原の快走で、大会の盛り上がりが年々高まる一方、「箱根から世界へ-」という本来の目的はなかなか達成できていない。

 “3代目”は山の呪縛を解けるのか。青学大3年時に山上り5区で区間記録を樹立し、その名を全国に知らしめた神野大地(23)=コニカミノルタ=は現在、ニュージーランドで日本陸連の男子マラソン強化合宿に参加している。12月の福岡国際での42・195キロデビューを目指し、本格的なマラソン練習に着手した。

 先月19日の「山道最速王決定戦2017@箱根ターンパイク」にゲスト参加した際、神野はこういった。「いろんな人に注目してもらえ、その分、ダメだったら『山だけか』といわれると思うので、一つ一つの試合でいい結果を出そうという気持ちになれます」。ともに福島県出身で、山の神と呼ばれることに抵抗感を示した今井と柏原とは対照的に、学生時代の偉業を前向きに捉えていた。

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