記者会見でポーズをとる阿部一二三(左)と妹の詩=福岡市博多区【拡大】
柔道の全日本選抜体重別選手権(4月1、2日・福岡国際センター)に出場する有力選手が31日、福岡市内で記者会見し、今夏の世界選手権(ブダペスト)代表最終選考会を兼ねた大会に向けて意気込みを披露した。
2020年東京五輪の有望株として期待される阿部兄妹が健闘を誓い合った。
2月の欧州遠征では、兄の一二三がグランドスラム・パリ大会、妹の詩がドイツでのグランプリ大会を制覇し、初の世界選手権代表に前進した。
大会2連覇を目指す19歳の兄は「高校生らしく思い切って、楽しんで柔道をしたら結果はついてくる」と妹にエール。大きな注目を集める16歳の詩は「緊張よりも楽しみの方が大きい。自分の柔道をきっちりしたい」と堂々と話した。