2017.3.21 15:15

渡部暁、平昌五輪での3冠を宣言 「金メダル3つを取って帰ってきたい。それしかない」/複合

渡部暁、平昌五輪での3冠を宣言 「金メダル3つを取って帰ってきたい。それしかない」/複合

世界選手権、W杯など欧州遠征から帰国したノルディックスキー・複合の日本代表。左から2人目が渡部暁斗、3人目が弟の善斗=成田空港

世界選手権、W杯など欧州遠征から帰国したノルディックスキー・複合の日本代表。左から2人目が渡部暁斗、3人目が弟の善斗=成田空港【拡大】

 ノルディックスキー複合のW杯最終戦を終えた日本代表が21日、成田空港に帰国。個人総合ランキングで3位となり、世界選手権でも銀メダルを獲得した渡部暁斗(28)=北野建設=は、1年後の平昌五輪での3冠獲得を宣言した。

 大いなる手応えをつかんでシーズンを終えた。「すでにメダルを取れるレベルにあると、自分でも思う。その色を確実に金にするために、ジャンプとクロスカントリー双方の底上げを図り、金の確率をどんどん上げられるようにしたい」。そう誇らしげに話した渡部暁は、平昌五輪で「個人ノーマルヒル、個人ラージヒル、それと団体。金メダル3つを取って帰ってきたい。それしかない」と、力強く言い切った。

 今季序盤は調子が上がらず、「結果を出せるのかという中でスタートした」。だが年明けからスプリントのフォーム改善に取り組んだ成果が出て、1日に行われた世界選手権(フィンランド・ラハティ)では後半距離で巻き返し、2位。日本勢では荻原健司以来18年ぶりの個人メダルを獲得した。直後のW杯・オスロ大会では、後半距離の終盤にW杯総合優勝したエリック・フレンツェル(28)=ドイツ=との競り合いを制して通算9勝目。「良い状態のフレンツェルを競り合い、さし切れた。今までと違って、一つ殻を破るレースができた」と、今季最も印象に残った試合に挙げた。

 W杯最終戦(19日、ドイツ・ショーナッハ)でも前半飛躍で出遅れながら後半距離で巻き返して3位。総合ランキングでも3位となり、今季を席巻したドイツ勢3人の一角を崩した。「順位自体には特に何も感じていないけれど、ドイツ勢に(総合)1位から3位を取られると『ドイツ、すごかったな』で終わるところだった。それを逆転できて表彰台に割り込めたのは地力がついてきた証拠だと思う」とかみしめた。

 「いろんなことを試したのが結果につながったが、まだ先がある。もう少しやればもっと伸びるという感は、去年よりある」。平昌五輪へは、まだまだ実力を上げられる。「普段から自分の実力を伸ばすことに集中している。それを発揮できれば、誰が相手でも勝ちきれるようにしたい」。1年後に表彰台の真ん中に立つ自身の姿をイメージした。

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