2017.3.17 17:20

瀬古氏、川内は「巻き返してつらさを超越する走りができる」/マラソン

瀬古氏、川内は「巻き返してつらさを超越する走りができる」/マラソン

瀬古利彦氏

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 日本陸連は17日、東京都内で理事会を開き、8月のロンドン世界選手権マラソン男女代表6人を決定した。男子は昨年12月の福岡国際で2時間9分11秒で3位だった“公務員ランナー”川内優輝(30)=埼玉県庁、2月の東京で2時間8分22秒で8位に入り、選考会トップの記録をマークした井上大仁(24)=MHPS、2月の別府大分毎日を2時間9分32秒で制した中本健太郎(34)=安川電機=が選出された。

 女子は今月12日の名古屋ウィメンズで日本歴代4位の2時間21分36秒をマークし、初マラソン日本最高で2位に入った安藤友香(23)、2時間23分47秒で3位だった清田真央(23)=ともにスズキ浜松AC、1月の大阪国際女子を2時間24分22秒で優勝した重友梨佐(29)=天満屋=が選ばれた。

 理事会後に会見した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)は、選考理由を語った。男子の川内は「ペースメーカーが早く抜けた後に経験を生かして自分で仕掛けた。日本人で1位になったことも評価した」、井上は「選考会でもっとも速い記録。レース展開も評価した」、中本は「優勝するためのレースを自分で主導権を持った」と話した。川内への思いを問われると、「誰が見ても苦しそうでつらそうで遅れそうだなと見えても、そこから巻き返してつらさを超越する走りができる。あの能力をいまのマラソン選手は持ってほしい。ああいう走りができるのは川内くんしかいまのマラソン選手はいない。それが彼の魅力。がんばりがきく」と絶賛した。

 女子の安藤は「文句なしの派遣標準記録を突破した」、清田は「2回目のマラソンでハイペースの中、自己記録を更新した。進化が問われる中で、先頭集団から離れてもレースを作れた」、重友は「前後半、大きな落差もなく、冷静にレースを進め優勝した」とそれぞれ語った。

 代表としての目標については、「メダルはほしいけど、全力を尽くせばメダルを取れるチャンスは男女とも十分ある。練習してきたことを全部出せれば」と期待を寄せた。

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