2017.3.13 05:00

【谷口浩美の目】初マラソンの安藤、独特フォームも理想の腰高姿勢で走れている

【谷口浩美の目】

初マラソンの安藤、独特フォームも理想の腰高姿勢で走れている

 名古屋ウィメンズマラソン(12日、ナゴヤドーム発着)世界選手権(8月、ロンドン)代表の最終選考会を兼ねて行われ、初マラソンの安藤友香(22)=スズキ浜松AC=が、日本女子歴代4位で、初マラソンでは同最高の2時間21分36秒をマークして2位。日本陸連が定める2時間22分30秒の派遣設定記録を突破し、代表に決まった。

 きっぷが良い。安藤の走りは、そう表現できる。初マラソンながら、五輪メダリストのキルワに最初からついていった。経験者なら身構えてしまうだろうが、向かっていく姿勢が光った。

 昨年の大会を初マラソンとして走り、好記録をマークして4位に入った清田と練習している。チームに“生き字引”がいて、いい影響を受けてきたと伺い知れた。

 腕の振りが小さい独特なフォームだ。腹筋と背筋の強さもあるのだろうが、体の軸がぶれず、脚に負担が少なくて理想とされる腰高の姿勢で走れている。大きな腕の振りは余分な動きにつながることもある。本人がフォームを使いこなせていれば、問題ない。

 世界選手権を日本代表として走れば、プレッシャーも生まれる。22歳の若さを強みに、失敗も楽しんでもらいたい。 (1991年世界選手権男子マラソン金メダル。92年バルセロナ、96年アトランタ五輪代表)

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