2017.2.26 14:31

瀬古氏、日本勢の快走も中山竹通氏にいわせたら「『大したレースじゃないね。こんなレース』といいそう」/マラソン

瀬古氏、日本勢の快走も中山竹通氏にいわせたら「『大したレースじゃないね。こんなレース』といいそう」/マラソン

瀬古利彦氏

瀬古利彦氏【拡大】

 東京マラソン(26日、新宿・東京都庁前~東京駅前) 日本男子の世界選手権(8月・ロンドン)代表選考会を兼ねて行われ、井上大仁(24)=MHPS=が2時間8分22秒で日本勢最高の8位に入った。前世界記録保持者ウィルソン・キプサング(34)=ケニア=が2時間3分58秒で初優勝。2009年の福岡国際でツェガエ・ケベデ(エチオピア)がマークした2時間5分18秒を超える日本国内での最高記録となった。

 日本陸連の瀬古利彦長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)はレース後、「これが世界の走りと見せつけられた」とキプサングを賞賛。日本勢最高の井上には「後半、よく粘ってまとめて自己記録を出してくれた。まだ24歳という若さもある。3年後の(東京)五輪に近づいた選手かな」と評価した。初マラソンで日本新記録ペースで飛ばし、後半に失速した設楽悠太(25)=ホンダ=については、「前半積極的にいって、どうなるんだろうとびくびくしていた。マラソンの能力が高いと感じさせた」と今後に期待を寄せた。

 昨年12月の福岡国際で日本勢トップの3位に入った“公務員ランナー”川内優輝(29)=埼玉県庁=は2時間9分11秒、今月5日の別府大分毎日で優勝した中本健太郎(34)=安川電機=は2時間9分32秒だった。今大会の日本勢は2時間8分台の井上を筆頭に、10位の山本浩之(コニカミノルタ)、11位の設楽悠太、13位の服部勇馬(トヨタ自動車)と3人が9分台をマークした。瀬古氏はその点を踏まえ、「井上選手は(2時間)8分台で走っているので高い評価をしたい。9分台が3人でている。タイムだけみると、われわれも困ったなという状況になる。中身が他の大会と違って結構(前半から)飛ばしたレースをしているので、同じタイム(9分台)としても価値が高い」と評価した。

 また設楽悠太が前半の折り返しで日本記録(2時間6分16秒)を狙えるタイムをマークしたことには、「中山くんにいわせたら、『瀬古さん、大したレースじゃないね。こんなレース、僕もやってましたよね』といいそう」と現役時代のライバルだった中山竹通氏の甲高い声でものまねし、笑いを誘っていた。

 

今、あなたにオススメ
Recommended by