ロンドン五輪代表の重友。長いトンネルからの脱出を目指す (撮影・宮澤宗士郎) 再び世界へと羽ばたくステップにする。重友梨佐(29)=天満屋=が世界選手権(8月、ロンドン)の代表入りを狙い、4年連続5度目の大阪に挑む。
重友にとって、浪速路は酸いも甘いもかみ分けてきた舞台だ。2012年大会でマラソン初優勝を飾り、同年のロンドン五輪切符を獲得。しかし、リオデジャネイロ五輪代表をかけた昨年大会は、よもやの大失速。優勝した福士加代子(34)=ワコール=に8分23秒も引き離された5位に終わり、2度目の五輪切符はつかめなかった。
「どこかで力が入ってしまったり、考えすぎたりしたのかなと。負けたくないと…」
00年のシドニー大会から続いていた天満屋の五輪代表派遣も途切れ、レース後は涙を抑えきれなかった。しかし、看板を背負う存在として、立ち止まっている暇などなかった。
「もうちょっと自分でも落ち込むかな、と思っていたんですが。(五輪を逃した)結果は、変わらない。でも、そこでずっと止まっていても何もならないな、と」