2016.11.30 05:00(1/3ページ)

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】84年ロスから始まった商業主義

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】

84年ロスから始まった商業主義

商業主義のはしりとされる1984年ロサンゼルス五輪。開会式では派手な人間ロケットの演出もあった

商業主義のはしりとされる1984年ロサンゼルス五輪。開会式では派手な人間ロケットの演出もあった【拡大】

 大山鳴動して鼠一匹-。途中まで、そんな結末を思い描いていたが…。

 ボート会場が「宮城」に移ることはなかったものの、「有明」新設に既存「横浜」の活用、「代々木」まで飛び出したバレーボール会場。選定会議でも決まらなかった。

 「議論はし尽くした」と語る組織委員会関係者は、腹立たしかったに違いない。ただ、結果はどうであれ、小池百合子東京都知事の投じた一石が世の耳目を集めたことに思いをはせたい。

 良くも悪しくも、関心を持たれることは悪くはない。注目を開催まで持続できれば盛り上がりを呼ぶことにもなろう。

 400億円といわれる経費削減が見込まれる。2兆円とも試算される開催経費。400億円は2%にすぎないが、納税者には大きな金額だ。やみくもに削減することはいかがかと思う半面、そこを再認識できただけでも価値はあった。

【続きを読む】

今、あなたにオススメ
Recommended by