2016.10.2 05:00

【佐野稔の舞評論】「世界初」をやり遂げたことは収穫!平昌五輪へ幸先いいスタート

【佐野稔の舞評論】

「世界初」をやり遂げたことは収穫!平昌五輪へ幸先いいスタート

ジャンプする羽生(ロイター)

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 フィギュアスケート・オータム・クラシック(9月30日=日本時間10月1日、カナダ・モントリオール)この日の羽生の一番の大仕事は、4回転ループを降りることだった。それを、いとも簡単にやり遂げた。何より「世界初」をやってのけたのは大きな収穫だ。今季の目標は3種類の4回転ジャンプを組み入れること。開幕まで1年半を切った2018年平昌五輪へ向けて、幸先いいスタートを切れた。

 連続ジャンプの4回転サルコーが1回転になったことや、本来の彼なら48~49点とれる演技構成点で45・35点にとどまったことなどが、点数が伸びない原因だった。しかし、こうした点はプログラムに慣れるにしたがって完成度も点数も上がる。ロック界のスーパースター、プリンスの曲を使った演技は、今後話題になっていくプログラムだと期待を抱いた。 (1976年インスブルック五輪代表、77年東京世界選手権銅メダリスト)

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