イラスト(後)に合わせたポーズを取る、柔道女子63キロ級日本代表の田代未来(右)と同57キロ級台湾代表の連珍羚=東京・赤坂のコマツ本社 リオデジャネイロ五輪柔道女子63キロ級代表の田代未来(22)=コマツ=が11日、東京都内で所属先の壮行会に出席。応援する社員の前で「目標は金メダル。笑顔で帰って来たい」と誓った。
最近は毎日のように五輪の夢を見るほど意識するようになったそうで、「畳の上で組み手が分からなくなって、どうしようと焦ったまま時間が過ぎていくんです。世界選手権の前にはそんなことなかったんですけど…」。初の大舞台に不安を感じている。
それでも、不安なのは自分だけではないことも分かった。先日の欧州合宿でのこと。日付が7月に変わったことに気付いた田代が、同部屋でロンドン五輪57キロ級金メダルの松本薫(28)=ベネシード=に「先輩、もう7月ですね」と声をかけると、野獣といわれる松本がベッドに飛び込んで「緊張する、緊張するう!!」とさけんだという。「松本先輩も緊張するんだ、不安に思っているのはみんな同じなんだと感じて、気持ちが楽になった」と表情を緩めた。
コマツからは田代のほか、57キロ級の連珍羚(28)が台湾代表として五輪に出場。連の専属コーチとして谷本育実コーチ(32)が台湾代表団の一員として参加する。5月のマスターズ・メキシコ大会で初めて松本に勝った連は「五輪で金メダルを取る夢をかなえるために8年前に日本に来ました。支えてくれる仲間や応援してくれる人に恩返しできるよう、また台湾柔道の歴史を作れるよう、思い切りやってきます」と決意を口にした。
同社では五輪での恒例に従い2人のイラストを作成。応援旗や応援用のウチワなどを用意。現地には大橋徹二社長らが応援に赴く。