FIVBは19日の休養日にチームの責任者を緊急招集。意見を聞くとともに講習も行った。だがその後も、他のチームでも問題が起き、イエローカードやレッドカードの原因となっていた。「反応が遅い」とはオランダのグイデッティ監督。韓国の李廷哲監督は「両チームが同時に交代を申告するとエラーが起きるようだ」と疑問を呈した。
何についての確認かを7項目から選ぶチャレンジでは、間違いが相次いだ。押し間違いが主原因だろうが、一般人がスマホで経験するようなタッチパネルの誤作動の可能性は否定できない。機械として熟成されていないのではと疑問も残る。
FIVBでは、男子大会はもちろん、五輪本番でも、新システムを使用する方針。キャテポン監督は「まだ時間はある。改善を考えてほしい」としたが、「ソフトウエアに問題はなく、改善するところもない」とはリマ事務総長。「新しい技術は透明性の向上に必要であり、競技の生き残りに欠かせない。今後、進化することはあっても、昔に戻ることはない」と断言している。
★バレーボール・リオへの道
最終予選兼アジア予選に参加するのは男女とも8カ国。うちアジア代表枠を争うのは日本を含む4カ国で、この最上位が五輪出場権を獲得。さらに、これを除く7カ国のうち、上位3カ国が五輪出場権を得る。