2016.1.24 17:14

琴奨菊が悲願の初優勝! 日本出身力士のVは元大関栃東以来10年ぶり/初場所

琴奨菊が悲願の初優勝! 日本出身力士のVは元大関栃東以来10年ぶり/初場所

豪栄道を突き落としで下した琴奨菊=両国国技館(撮影・今野顕)

豪栄道を突き落としで下した琴奨菊=両国国技館(撮影・今野顕)【拡大】

 大相撲初場所千秋楽(24日、両国国技館)唯一人、1敗の大関琴奨菊(31)が、大関豪栄道(29)を突き落としで下し、14勝1敗とし、初優勝を飾った。国内出身力士の優勝は、平成18年初場所の元大関栃東以来、実に10年ぶりとなった。

 初土俵から14年目。琴奨菊がついに頂点に立った。唯一の1敗で、勝てば優勝という一番で、豪栄道に思い切りぶつかった。左を差し土俵際まで一気に押し込むと、最後は粘る豪栄道を右から突き落とした。

 今場所は10日目から鶴竜、白鵬、日馬富士と横綱を3連破。持ち前の腰の低いがぶりが、最後まで威力を発揮した。少年時代は高知・明徳義塾中・高へ相撲留学。中学横綱となり、高校では個人7冠を引っさげ、角界入りした琴奨菊が、ついに悲願の優勝を果たした。

琴奨菊の話「まだ信じられないのが、率直な気持ちだ。しっかりとやるべきことに集中し、結果を出せて満足している。(10年ぶりの日本出身力士優勝に)たまたま自分がその時に初優勝しただけ。本当によくこの体で闘えた」

横綱白鵬の話「10年間で35度優勝して角界を引っ張ってきたが、今場所の琴奨菊関は強かった。おめでとうございますと言いたい」

八角理事長(元横綱北勝海)の話「琴奨菊は気持ちで押した。14勝1敗は立派な成績。強い横綱がいて、それに勝ったことに価値がある。(綱取りは)来場所の内容次第。そこを目指して頑張ってほしい。しぶとく勝っていくことが大事だ」

鳴戸親方(元大関琴欧洲)の話「けがに苦しみながら、よく頑張ってきた。今場所の調子は良かったが、これまで積み重ねてきた結果だ。綱取りを目指し、来場所も攻める相撲を貫いてほしい」

玉ノ井親方(元大関栃東)の話「10年間は(日本出身力士の)みんなにチャンスがあったが、あと一歩でつかめなかった。早く優勝してほしかった。今場所の琴奨菊は万全の状態で体が動いていた。来場所も一日一番、自分らしい相撲を取ってほしい」

九重親方(元横綱千代の富士)の話「相撲人生で最高の15日間だったのでは。いいところが全部出た。後に続く日本人力士はもっと努力しないといけない」

伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)の話「琴奨菊は相撲っぷりがいい。後半に入って気合の乗りが良くなった。横綱3人に勝ったこともかなり評価が高い」

千秋楽結果へ

  • 豪栄道を突き落としで下した琴奨菊=両国国技館(撮影・中井誠)
  • 豪栄道を突き落としで下した琴奨菊=両国国技館(撮影・今野顕)
  • 琴奨菊が優勝を決め、涙ぐむ父の菊次一典さん(左)と母の美恵子さん=両国国技館(撮影・中井誠)
  • 琴奨菊が優勝を決め、涙ぐむ父の菊次一典さん(右)と母の美恵子さん(左)=両国国技館(撮影・中井誠)
  • 琴奨菊の優勝の瞬間、大喜びの琴奨菊の祖母・粋子さん(中央)ら=福岡県・柳川総合保険福祉センター(撮影・中川春佳)
  • 豪栄道を突き落としで下した琴奨菊=両国国技館(撮影・今野顕)
  • 豪栄道を突き落としで下した琴奨菊=両国国技館(撮影・今野顕)
  • 豪栄道を破り、優勝を決めた琴奨菊=両国国技館(撮影・中井誠)
  • 取り組み前、背を反らす琴奨菊=両国国技館(撮影・今野顕)
  • 豪栄道を破り、優勝を決めた琴奨菊(右)=両国国技館(撮影・中井誠)
  • 幕内土俵入りで柳川後援会の化粧廻しをつけた琴奨菊=両国国技館(撮影・今野顕)