2016.1.9 21:56

五輪エンブレム、人気投票は行わず 最終候補に4作品

五輪エンブレム、人気投票は行わず 最終候補に4作品

2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム委員会を終え、取材に応じる宮田亮平委員長=東京都港区

2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム委員会を終え、取材に応じる宮田亮平委員長=東京都港区【拡大】

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は9日、新たな大会公式エンブレム選定に向けた3日間の本格審査を終え、最終候補として4作品を選んだ。国内外での商標調査と商標登録の出願手続きを経て公開し、公式サイトで国民から意見を募る。その後、組織委のエンブレム委員会が最終審査する。宮田亮平委員長(東京芸術大学長)は決定時期について「できれば3月くらいがいい」と述べた。

 組織委によると、商標関連の手続きは1作品につき約2000万円の計8000万円がかかる見通し。公式サイトでの意見募集は1週間ほど実施し、インターネットを利用しない高齢者向けの方法も模索する。宮田委員長は「ネットだと一人一票ではなくなる」として、人気投票は行わないと明言した。最終審査の手順は今後検討する。

 宮田委員長は「躍動感あるもの、力強いもの、美しいもの、ときめくもの、それぞれに違いがあった。甲乙付け難い素晴らしい作品が選ばれた」と語った。(共同)

王貞治委員(プロ野球ソフトバンク球団会長)の話「どのようなものかは言えないが、皆さんに喜んでもらえるような、いい作品が候補として残ったのではないかと思う」

杉山愛委員(元テニス選手)の話「エネルギーと知恵を振り絞りながらいい作品を選べた。(4作品)それぞれ違うものだが、個人的にもすてきだと思う」

夏野剛委員(慶応大大学院特別招聘教授)の話「どれも気合が入った作品だったので、エネルギーをいっぱい感じた。最後の四つに絞る作業が本当に大変だった」

松井冬子委員(日本画家)の話「本当に素晴らしい作品ばかりで、大接戦だった。勉強になるご意見も多く、私自身も熱くなった」

山本浩委員(法政大教授)の話「レベルが高く、最終的な投票で4作品ともあまり差がない結果になった。(やり直しで)費用は掛かるが関心が高まり、国民から意見を聞く機会もできた。今回は必ずいいものになる」

田中里沙委員(「宣伝会議」編集室長)の話「どれも魅力的で応募した皆さんの作品を代表するようないい作品だった。国民からの意見を見せてもらい、それを踏まえて最後まで責任を持って自分たちで決めたい」

  • 2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム委員会を終え、取材に応じる宮田亮平委員長(右)=東京都港区
  • 2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム委員会を終えた杉山愛さん=東京都港区
  • 2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム委員会を終えた王貞治さん=東京都港区