2015.6.17 17:11

室伏、日本選手権欠場の理由を語る「21連覇する人が出てきてほしい」/陸上(1/2ページ)

 日本陸連は17日、東京都内で評議員会を開き、理事など次期役員を選任。2004年アテネ五輪ハンマー投げ男子金メダリストの室伏広治(40)=ミズノ=が新たに理事に選ばれた。任期は2年。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事、スポーツディレクターを務めている室伏の陸連理事就任は、3月の理事会で内定し、発表されていた。現役選手の日本陸連理事就任は、1968年メキシコ五輪男子ハンマー投げ4位で72年ミュンヘン五輪にも出場した菅原武男氏が、69年に30歳で指名された例がある。

 評議員会後の新理事会では、横川浩会長ら執行役員が再選された。

 多忙な鉄人に新たな肩書が付いた。「任命していただき、感謝しています。自分のルーツである陸上で、たくさんの後輩がメダルを取れるよう、他の理事のみなさんと知恵を絞りたい」。室伏は陸連理事としての抱負を語った。

 15日に、21連覇がかかっていた日本選手権(26日開幕、新潟)の欠場を発表したばかり。「20連覇をして、日本選手権での役割は終えたかなと感じている」。報道陣に対して、初めて自らの口で理由を説明した。

 「19連覇までは(連覇を)意識したことはなかったが、20連覇は意識した。それを達成して、一つの区切りになったと感じていた」と1年前を振り返る。その後、「(出場を続けるかどうか)考えていたが、(今年の大会が)近づいてきたので、父(重信氏)や周りの人と相談して(欠場を)決めた」という。

 「ファンの中には、父の代から応援してくれているという声もあった。応援にはいつも感謝している」と室伏。それでも「私が出ないことで、若い人が1番の座を狙える。『絶対に優勝したい』という気持ちになって頑張ってくれるのでは。21連覇をする人が出てきてほしいし、私は若い人へのスプリングボード(踏み切り板)という気持ちでいたい」と、後進の成長を期待する。

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