2015.5.28 13:45

真央、CMで京舞に挑戦「貴重な経験できた」/フィギュア

特集:
浅田真央
祇園小唄でお気に入りの形を、祇園芸妓の真生さんと2人で演じる浅田真央=東京・六本木

祇園小唄でお気に入りの形を、祇園芸妓の真生さんと2人で演じる浅田真央=東京・六本木【拡大】

 フィギュアスケートで現役復帰を決めた浅田真央(24)が28日、東京都内で個人スポンサーのCM発表会に出席。あでやかな和装で現れ、大人びた笑顔を振りまいた。

 浅田が銀メダルを獲得した2010年のバンクーバー五輪の1年前から個人的に愛用しているという大手寝具メーカーの新作CMは、舞妓(まいこ)姿の浅田が京舞に挑戦する内容。京都の老舗茶屋「祇園富美代」で、京舞井上流の井上安寿子さんの指導を受け、祇園の芸妓(げいこ)・真生さんとともに「祇園小唄」に合わせて舞う姿を中心に描いている。

 「歴史ある日本舞踊の舞を指導してもらい、とてもいい経験になりました」と、浅田は笑顔で話した。

 浅田は休養中だった昨年夏に京都で舞妓姿を体験し、写真を披露。その姿に魅了された寝具メーカー側が「舞妓姿でCMを撮らないか」と声をかけたところ、浅田が「京舞をやってみたい」と応えたという。メーカーの会長が以前からなじみ客だったこともあって、富美代の仲介で今回の撮影が実現したそうで、会長は「こんなかわいい舞妓さんがいたら、京都に入り浸ってしまいそう」と相好を崩した。

 「ここでしか体験できないと思って、かみしめながらやらせていただきました」と浅田。「低い姿勢のまま舞うのがすごく大変で、それだけハードな舞なんだと思いました」という。お気に入りの動きを聞かれて「動きではないけれど」としつつ、祇園小唄の4番の歌詞「川千鳥」の場面での形を、真生さんと2人で披露。「私の普段のメークといえば試合用ですが、(舞妓は)メークも着付けも髪結いも時間がかかる、大変な仕事だと思いました」と貴重な体験を振り返った。

 「舞妓 浅田真央」について、真生さんは「舞妓姿が似合(にお)うてはるし、『こうどすえ』というと『ハイ』と素直に聞いてくれはった。普段ははんなりとしてはるのに、お稽古になるとものすごい集中力で、お師匠さんもビックリしてはりました」と話した。

 現役復帰を宣言したフィギュアスケートに「同じような動きを取り入れるのは難しいと思います」と浅田。それでも、「(フィギュア、バレエに加えて)今回、舞を経験して、どれも体の軸が大切だと感じた。軸を大切にすることを意識して練習していけたら」と、競技へのフィードバックを口にした。

 そのフィギュアに関しては「今の目標は試合に出場できるレベルに持っていくこと。どの試合に出るのかは決めていません」。18年平昌五輪についても「今の時点では頭にないですが、向かうとなればエアウィーヴのマットレスとともに向かうと思います」と、PRも忘れなかった。

 会長は、3月の大学卒業を記念して、舞妓のモチーフで知られる日本画家、堀泰明さんが描いた「舞妓姿の浅田真央」の画(10号)を、「昨日、できあがりました」とプレゼント。浅田は驚きの笑顔を見せていた。

 浅田の新作CMはテレビ放映されるほか、祇園小唄を舞う姿をフルで収めた3分バージョンは6月8~21日、東京・渋谷のスクランブル交差点など全国10カ所の大型ビジョンで上映される。

  • 高岡本州会長(右)から、堀泰明画の「舞妓姿の画」を贈られ、驚く浅田真央(中央)。左は祇園芸妓の真生さん=東京・六本木