2015.3.9 15:25

早大・相楽新監督、恩返し誓う「国際舞台で活躍する選手育成を」/駅伝

退任する早大・渡辺康幸監督(左)からたすきを受け取る相楽豊コーチ

退任する早大・渡辺康幸監督(左)からたすきを受け取る相楽豊コーチ【拡大】

 今月末の任期満了に伴って退任する、早大競走部の渡辺康幸駅伝監督(41)と後任で同部の相楽豊コーチ(34)が9日、早稲田キャンパスで会見した。

 「私の色を引きずらないようにしてほしい。相楽くんは選手としての実績はない。私のように注目はされないと思う」

 “怪物”の異名を持った渡辺氏は、箱根駅伝で3度の区間賞を獲得。母校の監督就任後は、2011年の箱根路を自身が大学1年だった1993年以来、18年ぶりに制し史上3校目の出雲、全日本を含めた大学駅伝3冠を成し遂げた。

 一方の相楽氏は福島・安積高から早大へ進学。選手として箱根駅伝に2度出場し、2005年からコーチを務めてきた地味な存在だ。渡辺氏は東洋大の酒井俊幸監督(38)と青学大の原晋監督(48)を引き合いに出し、「選手として実績がないなかで優勝している。私が裏でしっかり支えてあげたい」とサポートを宣言した。

 名門再建を託された相楽氏は、「渡辺さんは選手として華々しい実績を持ちながら、自分の考えを押しつけなかった」と学生の自主性を尊重する指導方針を継続していく考えだ。北京五輪代表の竹沢健介(28)=住友電工=や、13年モスクワ世界選手権代表の大迫傑(23)=日清食品グループ=らを育てた渡辺氏に、「早大から世界の国際舞台で活躍する選手を育成したい」と恩返しを誓った。