2014.12.31 11:30

【乾坤一筆】日本選手の王座統一戦でベルトの価値高めろ(1/2ページ)

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
2012年6月にWBA・WBC世界ミニマム級で統一王座を争った井岡(右)と八重樫

2012年6月にWBA・WBC世界ミニマム級で統一王座を争った井岡(右)と八重樫【拡大】

 新年が目前に迫る中、ボクシング界が慌ただしくなっている。この時期の風物詩となってきた年末の世界戦は、30日に東京で3試合(王座決定戦を含む)、大みそかには東京で3試合、大阪で2試合(王座決定戦を含む)の計8試合が行われる。今年11月までに国内で行われた世界戦は13試合。その60%以上がわずか2日間に集中開催されるのだから、取材する側としては、体一つではとても足りないほどの忙しさが続いている。

 おそらく過去に例のない“世界戦バブル”はプロモーターの多大な努力のたまものでもあるが、昨年4月から日本ボクシングコミッション(JBC)が公認する団体には新たにIBF、WBOが加わり、4団体となった影響が大きい。それに加えてテレビ局にとっても、真剣勝負を生中継できるコンテンツとしてボクシングへのニーズが高まっているようだ。

 「今年の年末は世界戦が多すぎる。オレたちの頃に比べて、いい時代になったもんだ。ただ、その分、面白い試合をしないとお客さんに飽きられる」と話すのは、サンケイスポーツ評論家の矢尾板貞雄氏。昭和30年代には、公認団体がWBAだけで、世界戦の実現には関係者の苦労は並大抵ではなかったというから隔世の感がある。

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