2014.1.8 05:06

共栄学園4強!2メートル01の張、高さでねじ伏せた/春高バレー(3/3ページ)

共栄学園がベスト4進出を決め両手を広げてバンザイする張シンムイ(2)=7日、東京体育館(撮影・大橋純人)

共栄学園がベスト4進出を決め両手を広げてバンザイする張シンムイ(2)=7日、東京体育館(撮影・大橋純人)【拡大】

 2011年春の入学後は寮生活。日本語の習得をはじめ「できないことがいっぱいあって大変だった」。それでも徐々に仲間との意思疎通もうまくゆくようになり、今では休日に友だちとカラオケや買い物に行くのが楽しみだ。卒業後は国内の大学に進学。そして将来は「日本に帰化するつもりです」と明言した。

 太田監督によると、母国ではエリート養成コースから外れており、どんなにうまくなっても中国代表に選ばれる可能性はない。張は「(日の丸を着けての)東京オリンピックを目指しています。両親も、頑張っていけるところまでいきなさいと言ってくれている」と、キッパリと話す。技術的には未熟だが、日本女子代表で過去最長身の河村めぐみ(現モデル、1メートル93)を大きく上回る高さは魅力だ。

 「きょうは、一番やらなきゃいけないブロックが全然できていなかった。4日間、しっかり練習して(準決勝で)九文を止めたい」

 まだまだ伸びしろのある2メートル01の大器。“共栄の壁”から“日本の壁”を目指し、さらなる進化を求める。(只木信昭)

張 心穆意(ちょう・しんむい)

 1996(平成8)年3月28日生まれ、17歳。中国・河北省石家荘市出身。バレーボール選手だった両親の影響で、石家荘第42中2年で本格的に競技を始める。2011年4月に共栄学園高に留学。趣味は音楽鑑賞で、東方神起などKポップ好き。愛称は「ムイ」。家族は警察官の父・張立志さん、母・穆向紅さん。最高到達点3メートル10。ミドルブロッカー。2メートル01、85キロ。靴のサイズは28.5センチ。

(紙面から)