2013.12.2 05:00

【中山竹通の目】課題は後半の落ち込み&2時間9分台

 ハーフ地点で飛びだした川内の姿勢は評価できるが、後半の落ち込みと2時間9分台というタイムは課題が残った。

 また、抜け出したといってもペースメーカーがこなした1キロ3分から少しスピードを上げただけ。ケニア勢なら1キロ2分50~55秒、5キロでいえば14分30秒近くまで上げてくる。このような急激なペースアップでなければ意味がない。

 ペースメーカーが導入された国内レースでも記録が出なかった。川内が目標とする2時間7分30秒以内を狙うのなら、練習から具体的なレースプランを立てて取り組まないと実現は遠い。

 一方、実業団ランナーは駅伝に重きを置く限り、マラソンでの活躍は難しい。1区間10~20キロの駅伝と、42・195キロのレースはまったくの別物。両立は無理な話で、日本陸連がナショナルチームを設立するより、意識改革の方が先だろう。(1988年ソウル、1992年バルセロナ五輪マラソン代表・中山竹通)

(紙面から)