朝青龍は母国モンゴルでは、一族で「ASAグループ」という企業集団を経営している。高級ホテル、投資銀行、旅行代理店などの経営のほか、国営サーカス施設も買収し、2008年8月にはそこで大相撲のモンゴル巡業も実現させている。
モンゴル事情通によると、ASAグループは20社前後あり、こうしたファミリー企業を築き上げた原資はやはり日本で稼いだ金。「横綱の年収は2億円といわれるし、テレビCMに何本も出た。そうした金をモンゴルに送って会社を興したり買収したりしたのだろう」(事情通)。
ただ、ファミリー企業の経営は必ずしも順調ではないようだ。
「傘下の投資銀行は一昨年秋のリーマンショックで巨額損失を出したうえ、昨年夏にはモンゴルでも政権交代があり、余波で経営がうまくいっていないといううわさがある」(大相撲関係者)
今後、帰国すれば国会議員を目指す可能性も。08年6月には旭鷲山が野党・民主党から立候補してトップ当選で国会議員になったが、「次の選挙は12年で朝青龍が出るなら人民革命党からでは」と事情通は指摘した。