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美姫が首位!ヨナにSP勝った/フィギュア (2/2ページ)

2009.12.5 05:04
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美姫が首位!ヨナにSP勝った/フィギュア
黒と紫の衣装に身を包み荘厳なミサ曲に舞うミキティ。表現力を示す5項目で7点台をそろえた(撮影・塩浦孝明)【フォト】

 まゆひとつ動かさない。最終滑走のライバル金妍児が2位に終わった瞬間も、ミキティは淡々と言葉をつなげた。「順位は関係ない。自分らしく滑ることが一番大切です」。

 圧倒できなくても、ほころびはみせない。優勝した07年世界選手権で出した自己ベストに1・78点と迫る今季自己ベストの66・20点をたたき出して、首位発進。しかも、「世界女王」金妍児の“指定席”だったSP首位を奪い獲った。

 黒とパープルの衣装に身を包み荘厳なミサ曲「レクイエム」の調べに乗って滑り出した。冒頭の2連続3回転ジャンプ。最初のルッツの着氷が流れて、2つ目を瞬時に2回転に切り替えた。構成をとっさの判断で変更し、大崩れしないしたたかさをみせつけた。「まだまだ練習不足。でも、落ち着いて次に臨めた」と冷静に振り返る。演技終盤、見せ場のステップでは両手を合わせて天を見上げ、技術点でトップ、表現力を示す5項目でも一流の証しの7点台をそろえた。

 04年10月のグランプリ(GP)シリーズ、スケートアメリカ以来5年ぶりのSP1位。さらに、金妍児がSPで首位を明け渡したのは08年世界選手権(5位)以来8大会ぶりとあって、ミキティの存在感を強烈に示した。

 視線は五輪の夢舞台へ向いている。今季GPシリーズではロシア杯、NHK杯をともに制し、GPファイナル進出を決めた。それでも、NHK杯優勝の162・55点は、金妍児がフランス杯で記録した世界歴代最高得点(210・03点)とは47・48点もの大差があった。「このままじゃ世界では通用しない。自分はジャンプの印象が強い選手。もっとジャンプをアピールしないと…」。GPシリーズ後から最大の武器であるジャンプ練習に取り組み、ここまで封印してきた2連続3回転ジャンプや、世界の女子で公式戦でただ1人成功させている4回転ジャンプの練習にも本腰を入れ始めた。

 五輪内定を争う鈴木明子(邦和スポーツランド)には約10点差をつけた。表彰台をキープすれば2大会連続の五輪代表が決まる。出場した前回トリノ五輪では重圧と周囲の期待に押しつぶされ、15位に沈んだ。「(フリーでは)お客さんと一体となって演技できるように、楽しみながらベストを尽くしたい」。金メダルへの挑戦権を手に入れるまであと一歩。再チャレンジの熱い思いを込めて、強く、高く跳ぶ。(佐藤ハルカ)



フォト
黒と紫の衣装に身を包み荘厳なミサ曲に舞うミキティ。表現力を示す5項目で7点台をそろえた(撮影・塩浦孝明)
金妍児の“指定席”だったSP首位も奪い獲る金星。この勢いで五輪代表も決める(撮影・鈴木健児)
女子SPで首位に立った安藤美姫=代々木第1体育館(撮影・塩浦孝明)
女子SPで首位に立った安藤美姫=代々木第1体育館(撮影・塩浦孝明)
女子SPで首位に立った安藤美姫=代々木第1体育館(撮影・鈴木健児)
女子SPで首位に立った安藤美姫=代々木第1体育館(撮影・塩浦孝明)
女子SPで首位に立った安藤美姫=代々木第1体育館(撮影・塩浦孝明)
女子SPで首位に立った安藤美姫=代々木第1体育館(撮影・塩浦孝明)
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