前戦のブラジルGPでジェンソン・バトン(29)と所属するブラウンGPが、ともにタイトル獲得を決めたF1世界選手権は30日、今季最終戦のアブダビGPが開幕。アラブ首長国連邦(UAE)で初のF1が開催される。トヨタは控え選手の小林可夢偉(23)が、負傷欠場するティモ・グロック(27)の代役として2戦連続で出場。来季の正ドライバー昇格に向けた事実上の“最終テスト”に期待がかかる。
デビュー戦のブラジルGPで入賞目前の9位になった可夢偉が再び、正ドライバーとして参戦する。トヨタは来季の正ドライバーが未定。トヨタの選手育成プログラム(TDP)によって育てられ、今季はF1直下のGP2で腕を磨いた可夢偉には実力をアピールする絶好の機会となる。
可夢偉がブラジルGPで、結果的にタイトルを獲得したバトンを18周もの間抑えこんだ走りには世界が注目。トヨタ・モータースポーツのハウエット社長は、今大会出場が正ドライバー昇格に向けた“最終テスト”であることを示唆している。
「ブラジルと違い、アブダビは全選手にとって初めてのコース。自分に不利な条件はなく、F1初入賞を目指す」と語る23歳。トヨタ初の日本人レーサー誕生に期待だ。