フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、ロシア杯第1日は23日、モスクワで行われ、女子ショートプログラム(SP)で昨季の世界選手権銅メダリスト、安藤美姫(トヨタ自動車)は57・18点の3位となった。
SP3位と出遅れた安藤だが「すっきりしている」と悔いは見せなかった。今大会前に急きょプログラムを変更。モーツァルト作曲の「レクイエム」を使って滑り「失敗はあったがモチベーションをキープできた。気持ち良かった」と収穫を挙げた。
コンビネーションで跳んだ3回転ループ、単発の3回転フリップがともに回転不足で減点された。「(助走で)スピードがないのが自分でも分かった。自信がなくて怖がっていた」と振り返りつつ、冷静に分析できる自分に「そのへんが少し変わったと思う」と昨季からの成長を実感した。
クモをイメージした奇抜な振り付けだった当初のプログラムは「日本で賛否両論だった」という。この日は新プログラムへの観客の反応が気になって「百パーセント演技に集中できなかった」と反省したが、表現力を示す5項目のうち4項目で及第点の7点台をマーク。「変えてよかった」と最後まで前向きだった。
安藤美姫
「ジャンプは怖がって(助走の)スピードがなかった。分かっていて失敗したのが悔しい。次はコントロールできると思う。(変更した新プログラムは)滑っていて気持ち良かった」