戦後の混乱期に水泳選手として活躍して「フジヤマのトビウオ」と呼ばれ、8月2日に死去した古橋広之進さんのお別れの会が14日、東京都港区の青山葬儀場で開かれ、競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介(27)=日本コカ・コーラ=が出席。「僕ら後輩がしっかりと受け継いでいきます」と選手代表として弔辞を読んだ。
80歳で永眠した大先輩の弔問のため練習拠点の米国から一時帰国した北島は「古橋先生がいたから安心できた。これからは選手1人1人が世界と戦わないといけない。自分も頑張るしかない」。2012年ロンドン五輪に向け、近日中にも米国での大会復帰を視野に入れている。
33度も世界記録を更新し、日本オリンピック委員会(JOC)や日本水泳連盟の会長を務めた古橋氏。お別れの会では約2000人が故人をしのび、参列したプロ野球、ソフトバンクの王貞治会長は「戦後の大活躍に勇気づけられた。心の中で大きな存在だった」とたたえた。