日本相撲協会が大麻所持容疑で逮捕された元幕内若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン容疑者(20)=ロシア出身=を解雇してから一夜明けた22日、東京・両国国技館での健康診断に訪れた力士たちがさまざまな反応を示し、同じ欧州出身の大関琴欧洲は「期待していた力士なので残念です」と複雑な表情だった。
ロシア出身の関取3人のうち、露鵬と白露山は欠席。ただ一人姿を見せた十両の阿覧は「知らなかった。びっくりした」とつぶやき、ショックだったかと問われると静かにうなずいた。エストニア出身の幕内把瑠都は「遠くへ行っちゃったな」と視線を落とした。
横綱では朝青龍が欠席したが、白鵬は受診し「何も言いようがない。よく分からない」と言葉を濁した。大関琴光喜は「これから強くなると思っていた。残念」と話した。
日本相撲協会で力士死亡の再発防止検討委員会やアンチ・ドーピング委員会の委員を務める大西祥平氏は「もっと早くドーピング検査を導入していればと言えなくもない。ただ講習会で麻薬などはいけないと言ってきた。その中で起きた事件だけに深刻で、早急の対策が必要」と厳しかった。