NBA 2006-2007年 ファイナル第4戦
| 2007/06/14(木) (クイックン・ローンズ・アリーナ、21:00 日本時間:15日 10:00) | |||||
| 1 | 2 | 3 | 4 | 計 | |
| スパーズ | 19 | 20 | 21 | 23 | 83 |
|---|---|---|---|---|---|
| キャバリアーズ | 20 | 14 | 18 | 30 | 82 |

4度目のNBA優勝を決め、トロフィーを掲げて喜び合うオーナー(中央)やパーカー(右)らスパーズメンバー(AP)
★スパーズ、4度目V!キャバリアーズに4連勝
米プロバスケットボールのNBA決勝(7回戦制)第4戦は14日、クリーブランドで行われ、スパーズ(西カンファレンス)が83−82でキャバリアーズ(東カンファレンス)を下し、4連勝で2季ぶり4度目の優勝をした。決勝での4戦全勝の制覇は5季前のレーカーズ以来。
決勝の最優秀選手にはフランス人のパーカーが、欧州出身選手で初めて選ばれた。
スパーズは第4クオーターに一度は逆転を許したが、ジノビリの活躍で再逆転し、逃げ切った。第4戦はパーカーが24得点、アルゼンチン人のジノビリが27得点と米国以外の選手が活躍。キャバリアーズのエース、ジェームズは24得点だった。 (共同)
★総合力で4度目の頂点 キャバリアーズを圧倒
「夢みたいだ」。最優秀選手に選ばれて感無量のパーカーを、大黒柱ダンカンが「やつがチームを引っ張った」とたたえた。才能あふれる選手がそれぞれの役割に徹したスパーズが総合力でキャバリアーズを圧倒し、4連勝で頂点に立った。
派手さはないが、基本に忠実なプレーでゴール下に君臨するダンカン。スピード豊かな司令塔のパーカー。ジノビリに代表される外角シュート力。各ポジションに役者を配置した。「世界最高の身体能力を持った選手も、世界最高のシューターもいない。でも、彼らはおそらく世界最高のチームだ」。初の決勝の舞台はほろ苦い思い出となった次代のスーパースター、ジェームズも力の差を認めるしかなかった。
ジェームズに頼るキャバリアーズを攻撃の選択肢で上回った。この日はエースのダンカンが不調。前半はパーカーが引っ張り、逆転を許した第4クオーターはジノビリが再逆転の原動力だった。
連覇はないが、黄金期と言っていいだろう。スパーズが1999年の初優勝から積み上げた優勝の数は、セルティックス(16度)レーカーズ(14度)ブルズ(6度)に次ぐ歴代4位の数字となった。(共同)
★36歳オーリー、7度目栄冠
スパーズのオーリーにとって7度目のNBA制覇になった。36歳の控えシューターはロケッツで2度、レーカーズで3度、そして現チームで2度目の栄冠に輝いた。
7度の優勝を経験している選手は8人しかおらず、セルティックス以外ではオーリーだけ。「子どものころは1度でいいから優勝したいと夢見るもの。7度なんて、うそみたいだ」と余韻に浸り「2連覇を狙ってもう1年現役を続けると思う」と話した。(AP=共同)
★ジェームズ、爆発できず ミスでチームは惨敗
キャバリアーズの若きエース、ジェームズは第4クオーターの連続得点で61−60とし、チームを勢いに乗せるかに見えたが…。その後はターンオーバーなどミスが目立ち「ボールを失ったり、悪いパスを出した。普段ならしないことをしてしまった」と悔やんだ。
東カンファレンス決勝第5戦で好守のピストンズを相手に48得点と爆発した。NBA決勝の最大の目玉となったが、スパーズの厳しいマークに遭った。1試合平均22点に抑えられ、シュート成功率も36%と低かった。中軸への依存度が極めて高いチームは一つも勝てずに惨敗した。
早朝に立ち会った二男の誕生も、起爆剤にならなかった。まだプロ4シーズン目の22歳は「もっといいプレーをしないと、うちは勝てない。来季に向けてしなくちゃいけないことがたくさんある」。苦い経験を糧に、飛躍を誓った。(共同)

