F1日本GP特集

ルイス・ハミルトン、王座へ自信…フジテレビ日本GP


ブリヂストンの会見に出席した(左から)鈴木亜久里、ハミルトン、荒川詔四社長、マッサ、佐藤琢磨(撮影・高橋朋彦)

ブリヂストンの会見に出席した(左から)鈴木亜久里、ハミルトン、荒川詔四社長、マッサ、佐藤琢磨(撮影・高橋朋彦)

 28日に開幕するF1世界選手権の「フジテレビ日本GP」(30日決勝)を前に、全11チームにタイヤを供給するブリヂストン(BS)が26日、都内で会見した。席上では選手権争い首位のルイス・ハミルトン(22)=英国、マクラーレン=と同4位のフェリペ・マッサ(26)=ブラジル、フェラーリ=がともに初の王座奪取へ闘志。新生・富士スピードウェイ(静岡・小山町)で初めて行われるF1に必勝を期した。

 新人にしてドライバーズ部門首位に立つハミルトンが、富士での決戦を前に余裕の表情だ。今季3戦を残し、同僚の王者アロンソを2ポイントリード。「F1初優勝を飾ったカナダGPと次の米国GP(ともに6月)あたりから、王者になることを意識し始めた。でも、僕はまだ新人。リラックスして戦うよ」。謙虚な言葉づかいながら、その表情は王者さながらだ。

 感性豊かな15歳の少年だった00年、カートでBSに慣れ親しんだ経験が揺るぎない自信を支えている。06年に王者になったF1直下のGP2でもタイヤは全車がBSを使用。F1で昨季までミシュランを使用したルノーから移籍したアロンソが序盤苦しんだのもBSへの適応が遅れたためで、ハミルトンは「GP2でもBSだったことは大きな助けになる」と語る。

 最終戦が母国のブラジルGP(10月21日決勝)となるマッサは「日本からの3戦はすべてフェラーリのワンツーを狙う」とこちらも譲らず。06年からフェラーリで使用しているBSとの相性も十分とアピールした。

◆スーパーアグリの鈴木亜久里代表とともに会見に同席した佐藤琢磨

 「スペインGPとカナダGPではタイヤをうまく使い、入賞できた。日本GPではファンの前で今季の集大成を見せたい」

★76年日本初のF1でBSがスポット参戦

 富士スピードウェイでは旧コースだった76年に日本で初のF1が行われ、ブリヂストンもスポット参戦している。途中まで雨となった決勝ではBSを履いた星野一義(ティレル)が一時、3位を走行して話題に。97年にF1に復帰し、今季から00年以来の単独供給を開始した同社の荒川詔四社長は「76年にスポット参戦した当社が、31年後に全チームの足元を支えることになりました」と感慨深そうだった。

★15万人が来場へ

 富士スピードウェイでは、報道陣への受付が始まるなど開催ムードが高まってきた。同サーキットの広報を担当する西川秀之課長は「15万人以上の来場が見込まれます。渋滞緩和のため、会場の周辺まで来てもらい、そこからシャトルバスを使ってもらう試みを行います」と、2500台のバスを用意して“富士初”となる大観衆に対応する。