F1日本GP特集

王者争いの天王山は富士決戦!日本GP28日開幕


F1の最高責任者であるエクレストン氏が「名峰に抱かれたサーキット」といった富士スピードウェイ。王座を競う名勝負に期待だ(ロイター)

F1の最高責任者であるエクレストン氏が「名峰に抱かれたサーキット」といった富士スピードウェイ。王座を競う名勝負に期待だ(ロイター)

 F1世界選手権第15戦「フジテレビ日本GP」が28日、富士スピードウェイ(静岡・小山町)で開幕する(30日決勝)。ドライバーズ部門の選手権争いは、ルーキーのルイス・ハミルトン(22)=英国、マクラーレン、顔写真左上(ロイター)=を筆頭とする4強が激戦を繰り広げている。30年ぶりに日本GPの舞台として復活した富士は、大半のチームにとって未知の戦場で、覇権争いを大きく左右しそうだ。

 富士での戦いが注目されている。1950(昭和25)年に世界選手権化されたF1でまれな、3戦を残して4人の王者争いだ。05年4月に新装オープンした富士で初のF1GPが、選手権争いのカギを握る。

 現在、ハミルトン(97ポイント)と王者アロンソ(95ポイント)=同左下(AP)=のマクラーレン勢を、ライコネン(84ポイント)=同右上(AP)=とマッサ(77ポイント)=同右下(ロイター)=のフェラーリ勢が追走。今季これまでの14戦で両チームが7勝ずつと、実力は拮抗している。

 富士はホームの直線こそ1475メートルと今季のF1で最長を誇り、1コーナーの手前では時速330キロ前後の高速バトルが予想されるが、全体的には中速コースに分類される。コース中盤までの中・高速コーナーを過ぎると、最終区間はシケインや入り組んだカーブが続く。

 高速コーナーに強いフェラーリは前戦のベルギーGPで期待通り、ワンツーフィニッシュを決めた。一方のマクラーレンは小回りのきく車体を武器に前々戦のイタリアGPでワンツー。富士は両サーキットの特性を併せ持つが、追う立場のライコネンは「コースの3分の2は高速コースとはいえず、マクラーレンに有利かも」と警戒する。

 18日から20日にかけてはスペインのヘレスで9チームが合同テストに参加。今季最後のテスト日となった20日にはマクラーレンの首位タイムに、2位フェラーリが0秒048の僅差につけた。

 選手権初年度の50年を除き、史上初の新人王者を目指すハミルトンは、初めて走ったカナダと米国で連勝しており、「僕は初めてのコースでツキがあるようだ」と楽観視し、06年に乗用車で富士を走った経験があるアロンソは「両チームの接戦は確実だ」と警戒する。 すでにコンストラクターズ(製造者)部門では異例な形ながらもフェラーリの年間優勝が確定している。だが、ドライバーの激闘は76、77年に数々のドラマを生んだこの富士で、さらに激しくなる。

F1第15戦・日本GP日程
競技内容時間
28フリー走行(1)10:00〜11:30
フリー走行(2)14:00〜15:30
29フリー走行(3)11:00〜12:00
公式予選14:00〜
30決勝(67周)13:30〜

■テレビ放送

【地上波】フジテレビ系▼29日13時50分〜15時26分(公式予選)▼30日13時10分〜15時15分(決勝)
【CS放送】スカイパーフェクTV!Ch721▼28日9時50分〜11時40分(フリー走行1回目)13時50分〜15時40分(フリー走行2回目)▼29日10時50分〜12時10分(フリー走行3回目)13時50分〜16時(公式予選)▼30日12時50分〜16時10分(決勝)
※時間変更の場合あり。すべて生放送