箱根駅伝

早大・竹沢Vs中大・上野!学生長距離界のエースが3区で激突 (12/30)

国際千葉駅伝では日の丸をつけてチームを優勝に導いた竹沢(左)と上野。切磋琢磨するライバルが、3区で直接対決。火花を散らす

国際千葉駅伝では日の丸をつけてチームを優勝に導いた竹沢(左)と上野。切磋琢磨するライバルが、3区で直接対決。火花を散らす

 第84回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、来年1月2、3日)に出場する20チームの区間オーダーが29日、発表された。古豪復活を目指す早大・竹沢健介(3年)と中大・上野裕一郎(4年)がともに3区にエントリーされた。竹沢は故障が完治していない状態での強行出場。“花の2区”を回避したことで、学生長距離界を代表するエース同士の対決が実現した。

 箱根駅伝の人気区間、「花の2区」(23.2キロ)の盛り上がりを、今年は“花の3区”(21.5キロ)が取ってかわる。区間エントリーで早大・竹沢と中大・上野が3区で激突。箱根駅伝では初めてとなる、夢舞台が実現した。

 「竹沢たちに負けたくない。同じ区間になっても絶対に勝つ」。中大・上野は、熱い闘志をかき立てる。今年は5000メートルで13分21秒49をマークし、北京五輪標準A記録を突破。だが、8月の大阪世界選手権には出場できなかった。同選手権男子1万メートル代表(12位)として脚光を浴びたのが、大学生でただ1人代表に選ばれた竹沢だった。その竹沢とは欧州をともに転戦し、11月の国際千葉駅伝では日の丸をつけてチームを優勝に導いた。4年生の上野にとっては、最初で最後となる竹沢との“一発勝負”。負けるわけにはいかない。

 一方、竹沢は11月下旬に持病の座骨神経痛が悪化。痛み止めの注射や薬を服用しながら、前日までに出場を決意。3年連続となる、距離の長い「花の2区」での出場は回避したが、チームの勢いを継続させるために重要な3区にエントリー。

 「区間はどこでもいい。とにかく自分を信じてチームの勝利に貢献することです」。故障を抱える不安もあるが、静かに上野との一騎打ちに備える。82回目出場の中大と、77回目の早大。2人のスピードランナーが、古豪復活の浮沈を握る。

(山田貴史)

■箱根駅伝

 世界最古の駅伝大会。世界に通じるマラソン選手育成を目的に日本初のマラソン五輪代表・金栗四三の発案で大正9年に始まった。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝に続く学生3大駅伝の最終戦で、毎年1月2、3日に東京箱根間往復で実施。10区間217.9キロで争われる。参加校は19校に学連選抜を合わせた20チーム。最多優勝は中大の14度。昨年優勝は順大

最近10年の箱根駅伝優勝校
総合往路復路
(74)平10神奈川大(2)神奈川大神奈川大
(75) 11順 大(9)駒 大順 大
(76) 12駒 大(1)駒 大駒 大
(77) 13順 大(10)中 大順 大
(78) 14駒 大(2)神奈川大駒 大
(79) 15駒 大(3)山梨学院大駒 大
(80) 16駒 大(4)駒 大駒 大
(81) 17駒 大(5)東海大駒 大
(82) 18亜 大(1)順 大法 大
(83) 19順 大(11)順 大順 大
【注】“総合”のカッコ内数字は優勝回数