箱根路 不滅の快走
【2区】99年 三代直樹(順大) 7人をごぼう抜き
1999年、順大・三代は“花の2区”で7人のごぼう抜きを演じた
第84回箱根駅伝が来年1月2、3日に行われる。往復10区間217・9キロの長丁場では、過去に数多くのドラマと記録が生まれた。3回にわたり、1990年代にマークされ、いまだに破られない3区間の区間記録にスポットライトを当てる。
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各大学のエースが一堂に会す通称・花の2区。区間記録は1999年(平成11年)に順大・三代直樹(当時4年、現富士通)が作った。8位でタスキを受けると7人をごぼう抜き。渡辺康幸(現早大監督)が持つ、それまでの区間記録を2秒上回る1時間6分46秒で走りきると、その目に涙が浮かんだ。「これが最後のチャンス。プレッシャーはあったけど、すべてをきょうにかけていました」。2年時から2区を任されたが最初は区間8位。3年時も3位と目標の区間賞に届かなかった。
それでも4年時の学生対校で5000メートルと1万メートルを制し、トラックで学生ナンバーワンの地位を確立。自信を胸に挑んだ最後の箱根だった。
順大は三代の活躍で往路2位。復路を制して10年ぶりの総合優勝を飾った。
【2区】
横浜・鶴見中継所〜戸塚中継所の23.2キロ。14キロ付近に権太坂があり、1.5キロ間で約20メートルを駆け上がる。戸塚の手前にも3キロにわたるダラダラ坂。ここで順位が大きく変動し、79回大会では順大・中川拓郎が15人を抜き去った。沿道には曹洞宗の大本山・総持寺(横浜市鶴見区)や1200年の歴史を持つ弘明寺(同南区)などの名所がある。

