水口、狙うは東京五輪!林は“寛平女王”の経験生かす/マラソン

 
年末の富士山女子駅伝に出場した水口。大阪国際で初マラソンに挑む

 2020年東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権をかけた「第37回大阪国際女子マラソン」(大阪・ヤンマースタジアム長居発着=42・195キロ、サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)が28日に開催される。ネクストヒロインで出場する水口瞳(21)=大阪学院大3年=と林和佳奈(22)=同4年=に注目。昨年のロンドン世界選手権代表の安藤友香(23)=スズキ浜松AC=からも目が離せない。

 ネクストヒロインの大阪学院大コンビに注目だ。主将の水口は今回が初マラソン。未知の距離にも物怖じする様子はない。

 「楽しみです。マラソンはラスト5キロがきついと聞くけど、私は距離が長ければ長い方が好きです。いけるところまで積極的に前に食らいついて、2時間40分切りを目指します」

 入学時は持ちタイムが一番遅かったが、努力でエースに成長した。「高橋尚子さんの言葉は大きいです」。大学の偉大な先輩から「他人の倍は練習した。走った距離は誰にも負けない。人並みでは勝てない」という話を直接聞いたことがある。自身もその金言を胸に努力を重ね、主将を任されるまでになった。「東京五輪は夢のまた夢だけど、可能性はゼロじゃないと思っています」。誰にでもチャンスはあると信じている。

 一方、林は2年連続の出場。昨年の経験を生かし、水口と同じく2時間40分切りを狙っている。

 「後半は市民ランナーに抜かれてもどかしい気持ちはあったけど、トップレベルの格好よさにひかれました。自信を取り戻せたレースでした」

 結果は2時間42分05秒で30位だったが、昨年3月の淀川寛平マラソンで優勝。大手芸能プロダクション「ワタナベエンターテインメント」のタレント養成所のオーディションに合格するなど、強烈な個性の持ち主だ。水口の1学年先輩の林は、水口が入学したとき“お世話係”として指導。大学生活最後のレースで先輩の意地を見せる。

★ネクストヒロイン

 大会独自の育成枠として2015年大会に新設。今後の活躍が期待される若手選手に、大会前の選手村入村や記者会見の設定など、招待選手と同じ環境で競技に挑むことで、将来への経験を積ませることが狙い。これまで有森裕子、高橋尚子、渋井陽子、福士加代子、前田彩里らが大阪国際で初マラソンを経験し、飛躍への足がかりを作った。

★大阪国際女子マラソン

 東京国際女子マラソン(2008年終了)に次いで国内2番目の女子マラソン大会として1982年に始まり、今年で37回目を数える。世界で活躍する選手を多数輩出。世界的にも好記録が出やすいことで知られ、日本陸連から世界選手権、五輪などの代表選考レースに指定されている。今回は2020年東京五輪に向けたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズと今夏のアジア大会(ジャカルタ)の代表選考会を兼ねている。コースはヤンマースタジアム長居発着。最多優勝はカトリン・ドーレ(ドイツ)の4回

水口 瞳(みずぐち・ひとみ)

 1996(平成8)年8月12日生まれ、21歳。静岡県出身。富士市立高から陸上を始め、大阪学院大に進学。2017年の大阪ハーフマラソンは1時間13分25秒で7位。自己ベストは10000メートルが32分52秒83、5000メートルが15分57秒73。1メートル50、40キロ。

林和佳奈(はやし・わかな)

 1995(平成7)年5月9日生まれ、22歳。奈良県出身。中1から陸上を始める。奈良育英高から大阪学院大。2016年の札幌マラソンのハーフマラソンで優勝。初マラソンとなった17年の大阪国際女子マラソンでは2時間42分05秒で30位。同年の淀川寛平マラソンで優勝。1メートル53、43キロ。

大会ガイド

 ★スタート 2018年1月28日(日)午後0時10分号砲。ヤンマースタジアム長居-昭和町-今川2-大池橋-勝山4-森ノ宮-OBP-北浜-大阪市役所-御堂筋・道頓堀橋南詰折り返し-淀屋橋-片町-大阪城公園-森ノ宮-勝山4-大池橋-今川2-昭和町-ヤンマースタジアム長居=42・195キロ
 ★放送 テレビはカンテレ系で正午から生中継

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