卓球・松下が次に見る夢

松下浩二  卓球男子単決勝トーナメント2回戦で、日本のエース松下浩二(33)=ミキハウス、写真=はヨルゲン・パッソン(33)=スイス=にストレートで敗れ、今五輪を終えた。しかし、欧州リーグで活躍する松下にはもう1つ大きな目標が12月に控えている。

 松下は敗退にも意外とサバサバした表情だった。

 「相手の卓球を理解するのに第2セットの途中までかかってしまった。逆にボクのやり方、スタイルは読まれてましたね」

 97年8月からドイツ・ブンデスリーガの1部リーグ『デュッセルドルフ』でプレーしてきた松下には、勝手知ったる相手。ところが、「今までとは打つコースを変えてきたんです」。第2セットの後半から態勢を整えたが、遅かった。

 五輪の舞台は終わった。だが、10月から新たな目標に向かってスタートする。『デュッセルドルフ』を退団してフランス1部リーグの『セスタス』でプレーする。退団理由はブンデスリーガの日程が過密すぎるから。日程が楽になる分、プロツアーに参加できる。

 12月にプロツアーの上位16人によるグランドファイナルが横浜で開催される。現在松下のツアーランクは8位。「多く試合に参加して確実に出場権を得たい。まだ出たことがないんで…」。一度帰国し、新たな目標に向けて10月5日にフランスへ出発する。

ちれ敗れ、代表引退を口に

 女子単準々決勝で、小山ちれ(35)=池田銀行=が世界ランク1位の王楠(中国)に0−3でストレート負けした。中国から帰化して8年目。2度目の五輪でも念願のメダル獲得はならなかった。「私にとってはやりにくい相手だった」とポツリ。来年は地元の大阪で世界選手権が開催されるが、「国際試合にはもう出ないかも」と、今後は実業団の試合に専念する意向を漏らした。

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