2008年05月22日 更新

原監督が“非情の采配” 4点リードで勝利目前の内海を交代

5回、ロッテの猛追に3点を奪われ降板する、巨人先発の内海=千葉

5回、ロッテの猛追に3点を奪われ降板する、巨人先発の内海=千葉

チーム優先の投手起用でロッテを破り、勝利を喜ぶ巨人ナイン=千葉

チーム優先の投手起用でロッテを破り、勝利を喜ぶ巨人ナイン=千葉

 (交流戦、ロッテ5−8巨人、2回戦、巨人2勝、21日、千葉)前夜(20日)と同様、点を取り合う派手な試合展開の中、五回に球場が一瞬静寂に包まれた。四回まで1安打に抑えられていたロッテ打線が反撃に転じ、3点をかえしてなお二死一、二塁。ここで原監督がベンチを出たのだ。

 指揮官は球審に投手交代を告げ、4点リードで勝ち投手の権利を得るまであと1アウトだった内海を降板させた。顔色を失った左腕は、ベンチでボウ然と肩を落とすしかなかった。

 原監督は18日の広島戦でも、先発の木佐貫を1点リードの五回、2アウトの場面で代えている。2軍で調整してきた木佐貫と、開幕から先発ローテーションを守ってきた内海では立場が違う。しかもリードは4点だ。

 “非情の采配”でベンチの緊張感を高め、ニガ手にしてきたロッテ相手に逃げ切り勝ちした指揮官は「自分の仕事はチームに勝ち星をつけること。先発できるメンバーはほかにもいる」と突き放した。

 5月に入り先発投手に白星が付いたのは3試合だけで、この日は上原に続いて高橋尚も2軍落ちした。中継ぎ陣と打線の奮起による3連勝を先発陣はどう受け止めただろうか。

★ラミレスが2打席連発

 巨人・ラミレスが三回の3ランに続き、五回にも16号2ランと2打席連続アーチで存在感を見せつけた。1本目は犠飛狙いでスライダーをとらえ、2本目はフォークボールを強振。交流戦2試合で3本塁打のラミレスは「東京ドームより広い球場で、しかも逆風だったのでびっくり」。5月に入って9本塁打を放ち、年間50本ペースの量産態勢になってきた。

★小笠原が途中交代

 巨人・小笠原が2打席凡退後、三回の守備から交代した。オフに手術したひざなど体調が万全ではないためで、原監督は「次の試合に向け、大事を取った」とコメントした。