2008年05月17日 更新
広島・高橋、セ最多タイの5勝目 横の揺さぶりで1失点

8回1失点で今季5勝目を挙げファンの声援に応える広島・高橋=東京ドーム(撮影・今野顕)
(セ・リーグ、巨人1−7広島、7回戦、広島5勝2敗、16日、東京ドーム)広島の「おじさん左腕」の勢いが止まらない。39歳の高橋が、また抑えた。巨人打線相手に8回1失点。早くも昨季に並ぶ5勝目でリーグ最多に並び、防御率は1・53でリーグトップを走っている。「広島の選手が新聞に載ることはあんまりないし。うれしいね」。穏やかな笑みを浮かべ、好投の余韻に浸った。
再三走者は出した。だが、今季の投球の軸となっている切れ味鋭いシュート、スライダーをフルに駆使。巧みな横の揺さぶりで、辛抱強くアウトを重ねた。五、六回のピンチはいずれも併殺で脱出。「一発が怖い打線だから。低めを意識し必死に打たせてとることを考えた」と胸を張った。
この年齢での再ブレークだ。「僕は器用じゃないから、心技体どれか一つでも欠けたら駄目」という。好調の最大の要因は「体」だろう。例年は足に不安を抱えるが、「ことしはキャンプから調子がいい。やり過ぎじゃないか、とこちらが心配になるくらい練習ができていた」とトレーナーの一人は証言する。
「心」の部分では、2人のまな娘の存在が大きな支えだ。「塾で勉強しながらも、僕の登板の結果を気にしてくれているから」。広島投手陣を引っ張るお父さんは今、最高に格好いい。
◆前田智(3号ソロ)
「本塁打は、ここか広島でしか打てん。たまにしか出んからラッキーや」







◆ブラウン監督(高橋に)
「投打に一生懸命で、あの若々しさは好影響。心強い存在だ」