2008年05月15日 更新
ゼニトが初優勝!ロシア勢の制覇は3季ぶり UEFA杯

レンジャーズ戦の後半27分、先制点となるシュートを打つゼニトのデニソフ=マンチェスター(ロイター)

優勝セレモニーで大騒ぎするゼニトのイレブン=マンチェスター(AP)
サッカーの欧州連盟(UEFA)カップは14日、英マンチェスターで決勝を行い、ゼニト(ロシア)が2−0でレンジャーズ(スコットランド)を破り、初優勝した。ロシア勢のUEFA杯制覇は2004−05年シーズンのCSKAモスクワ以来3季ぶり2度目。
昨季のロシア1部リーグ覇者ゼニトは、後半27分にFWアルシャビンのスルーパスで抜けたMFデニソフが右足シュートで先制。終了直前には左クロスをMFジリアノフが押し込んだ。(共同)
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これまで無名に近かったゼニトが鮮烈なプレースタイルを広く知らしめて頂点に立った。アドフォカート監督は「勝つべくして勝った。誇りに思う」と鼻高々だった。
創造性と技巧に恵まれた背番号10のアルシャビンが2得点に絡んだ。まずは縦への突破から狙い澄ましたスルーパスで先制点をアシスト。そして相手に囲まれながら技ありのトラップとパスで2点目の起点になった。
FWと攻撃的MF、両サイドバックがエースを軸に見事に連動。準々決勝と準決勝の4試合で無失点だった守備を切り裂かれたレンジャーズのスミス監督は「彼(アルシャビン)の存在が勝敗の分かれ目になった」。
ゼニトは昨季、旧ソ連時代の1984年以来となる国内制覇を遂げた。背景には2005年に経営権を握った政府系天然ガス企業ガスプロムがつぎ込んだ約100億円の強化費と、翌年に就任した経験豊富なオランダ人監督の指導力がある。
旧共産圏全体でも史上2度目のUEFA杯獲得。今季ドイツ覇者のバイエルン・ミュンヘンやスペイン2位のビリャレアルを破っての栄冠だ。クラブの本拠地サンクトペテルブルク出身で、ひいきにするメドベージェフ大統領も大喜びだろう。(共同)
★アドフォカート監督、渡り歩いて初タイトル
さまざまなチームを渡り歩いてきたゼニトのアドフォカート監督は、これが欧州初タイトル。「大変うれしい」と感無量の様子だった。
母国オランダやドイツのクラブのほか、レンジャーズを率いたことも。ゼニトでは昨季に外国人監督としては初の国内リーグ制覇を果たした。
オランダを4年前の欧州選手権で準決勝に導き、アラブ首長国連邦や韓国と各国代表チームでも指揮を執った。「クラブに専念していれば、もう少し早く優勝できたはず」と冗舌だった。(共同)






