2008年05月12日 更新

爪から皮膚片でDNA鑑定、防犯カメラに男女 舞鶴高1殺害

 京都府舞鶴市の府立東舞鶴高校浮島分校1年、小杉美穂さん(15)が殺害された事件で、舞鶴署捜査本部が遺体の手のつめの間から皮膚の組織片を採取していたことが12日、分かった。小杉さんとみられる女性が自宅から3キロ前後離れた府道沿いを若い男と歩く姿を防犯カメラがとらえていたことも判明。府警はこの後、犯人と何らかのトラブルになり、もみあった際に付いた皮膚片の可能性があるとみて科学捜査研究所でDNA鑑定する。

 調べでは、小杉さんは殺害される前に、別の場所で犯人に押し倒されるなどして暴行を受けたことがすでに分かっている。採取した皮膚片について、府警は暴行を受けた際に小杉さんが犯人の体をひっかくなどして抵抗して付いた可能性があると判断。DNA鑑定を実施後、警察庁のデータベースと照合する。

 一方、若い男女は、海沿いの府道21号に面した海上自衛隊施設に設置されていた防犯カメラに、事件当日の7日未明に写っていた。施設は、小杉さんが同日午前0時50分ごろ、友人に最後の電話をかけていた薬局から、さらに現場方向に0・5〜1・5キロ進んだ場所にある。カメラの映像は府警に任意提出したという。

 施設付近の住民は午前0時半から1時半ごろにかけて、路上で話す女性の声を聞いていたことも判明。住民は「誰かと普通に話しているような感じだった。何でこんな時間に女の子が外にいるのかと思った」と話している。

 一方、遺体の左脇腹には、こぶし大の皮下出血があることも分かった。小杉さんが着用していたベストのほぼ同じ位置にも破れて穴が開いており、硬いものに強く打ち付けてできた傷とみられる。

 海上自衛隊施設のビデオに写っていた若い男が、犯人の可能性もあるとみられ、府警は小杉さんが自宅を出たあと、薬局を経由して男と待ち合わせし、現場へ向かった途中でトラブルになった疑いもあるとみている。