2008年05月10日 更新

女子ボクサーの闘いに声援!観衆は満員、注目は世界戦並み

初めて開催された女子ボクシングの試合で対戦する大内さくら(左)と小林悠梨=後楽園ホール(撮影・大里直也)

初めて開催された女子ボクシングの試合で対戦する大内さくら(左)と小林悠梨=後楽園ホール(撮影・大里直也)

 女子ボクサーがグローブを交える姿に格闘技の聖地で声援が飛び交った。日本ボクシングコミッション(JBC)が認可して国内で初めてとなる女子プロ選手の試合が9日、東京・後楽園ホールで行われた。約2000人収容の同ホールはほぼ満員。世界タイトル戦並みの報道関係者も集まり、注目度の高さをうかがわせた。

 興行の主催はジム会長らが組織する任意団体の日本プロボクシング協会。個々の選手を追い続けるテレビの取材申請が多い点と、女子ボクシングの普及に配慮して特定の局に放送権を売る方式をとらなかった。このため10台を超えるテレビカメラが闘う姿を追った。

 記念すべき第1試合の勝者となった大内さくら選手(28)=シャイアン山本ジム=は「あこがれの後楽園でできたことがうれしい」と目を輝かせた。国内初興行より一足早く、4月にカンボジアで世界挑戦した江畑佳代子選手(32)=ワタナベジム=の父光博氏(67)も観戦に訪れ「(娘の)減量の姿を見ていると、好きじゃないとできないと思う」とボクサーの苦労を気遣った。

 仙台から訪れたアマチュアボクシングのNPO法人理事長、今野均氏(70)は「今後はメーンの世界戦が男性で前座が女性という興行も行われるのでは」と話した。

★有森さんらが熱い視線

 リングサイドの一角を元五輪選手が陣取った。マラソンの有森裕子や、バレーボールのヨーコ・ゼッターランド、バスケットボールの原田裕花らが応援に駆けつけた。

 有森は「女子ボクサーは体を張っている。わたしたちより大変。見ていて真剣さが伝わってくる」と、リングに熱い視線を送っていた。