2008年05月09日 更新
クルム伊達、リズムつかめずストレート負け 4強入りならず

シングルス準々決勝で、リターンするクルム伊達公子=博多の森テニス競技場

シングルス準々決勝で、クルム伊達公子にストレート勝ちした中村藍子=博多の森テニス競技場
女子テニスの福岡国際第4日は9日、博多の森テニス競技場で行われ、クルム伊達公子(フリー)はシングルス準々決勝で第1シードの中村藍子(ニッケ)に2−6、2−6でストレート負けした。クルム伊達は13日から始まる久留米市国際にシングルス、ダブルスとも出場する予定。
第1セットから日本ランキング3位の中村の強烈なサーブやストロークに苦戦したクルム伊達は、第2セットに入ってもリズムをつかめなかった。
★若手の奮起喜ぶ 完敗認めたクルム伊達
笑みを浮かべながら、完敗だったことを認めた。クルム伊達は「何もさせてもらえなかった」。
現役復帰するにあたり「別格」と評した中村が見せたほぼ完ぺきなテニスに屈した。序盤から中村の力強いストロークについていけず、第1セットを落とす。第2セットに入っても、さまざまな球種を織り交ぜたサーブに翻弄(ほんろう)され、最後まで波に乗れなかった。
前週のカンガルーカップ(岐阜)で勝利した相手に敗れたベテランは「きょうは藍子ちゃんが素晴らしかった。彼女が本来の力を取り戻したことをうれしく思う」と素直に若手の奮起を喜んだ。
自身は岐阜の大会から続いた、足に負担のかかる砂入り人工芝コートでのプレーの影響で「かかとをちょっと痛めた」という。本来の動きは見せられなかったが、それでも現役復帰後2大会連続でベスト8に進出。衰えのないプレーを見せた37歳は「体力が持っている部分は自信になる」と手応えをつかんだ様子。3週連続の出場となる久留米市国際に向け「きょう負けたことで、時間がとれる。気持ちと体を整えていきたい」と前向きに話した。
★気迫前面、雪辱した中村
気迫を前面に出したプレーで雪辱を果たした中村は「自分のテニスができた。ゲームを支配できた」と満足そうだった。両手打ちの強烈なフォアで序盤からペースをつかみ、サーブもさえてクルム伊達に完勝。右手を力強く握ってガッツポーズを繰り出した。
前週の岐阜の大会でクルム伊達に敗れたショックが大きく「(今大会に)出ようかどうか、迷った」という。しかし「乗り越えないといけない」と自らを鼓舞し、コートに立った。世界を目指す24歳は「伊達さんとできたのは、これからのテニス人生の中で、すごくいい経験になった」。






