2008年05月09日 更新
ミャンマーの大型サイクロン「150万人被災」と国連

7日、ミャンマーのヤンゴン南西で、サイクロンで倒壊した家と住民ら(ロイター)
国連緊急援助調整官室(OCHA)のホームズ室長(事務次長)は8日の記者会見で、ミャンマーの大型サイクロンにより深刻な被害を受けた被災者が150万人に上るとの見方を示した。OCHAはこれまで「100万人が家を失った恐れがある」としていた。
被災規模の拡大を受け、潘基文事務総長は8日、軍事政権が10日に予定している新憲法案の是非を問う国民投票の延期を促す声明を発表。「ミャンマーが直面している災害からみて、すべての能力を緊急対応に集中させるのが賢明」と指摘、当面は被災者支援に全力を投入すべきだと訴えた。
軍政は依然、援助関係者の入国を制限し、援助物資も被災地に十分行き渡る状況にない。室長は、国際支援の全面的な受け入れを認めるよう潘事務総長が軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長との電話会談を試みていることを明らかにした。ハリルザド米国連大使も記者団に「ミャンマー政府の対応の遅さに怒りをおぼえる」と述べた。(共同)






