2008年05月07日 更新

鹿島がホームで8発!クルンタイ銀行を退ける ACL

鹿島−クルンタイ銀行 前半、野沢のクロスにヘディングで合わせて3点目を決める鹿島・田代(左)=カシマ

鹿島−クルンタイ銀行 前半、野沢のクロスにヘディングで合わせて3点目を決める鹿島・田代(左)=カシマ

 サッカーのアジア・クラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は7日、各地で1次リーグ第5戦を行い、

F組の鹿島は茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムでクルンタイ銀行(タイ)に8−1と大勝した。ナムディン(ベトナム)を3−0で下した北京国安(中国)と勝ち点12で並び、得失点差で首位を守った。

 1次リーグはA−G組の各1位と前回優勝の浦和が準々決勝に進む。優勝チームは日本で12月に開催されるクラブワールドカップ(W杯)出場権を得る。(共同)

 過密日程による疲労の影響で主力にけが人が増えた鹿島にとっては、久々に胸がすく一戦だった。8得点の猛攻で4月9日のACL第3節以来4週間ぶり、公式戦7試合ぶりの勝利。得失点差を21にまで伸ばして1次リーグ突破に向けて前進した。

 故障した日本代表DF内田に代わり、鹿島が勝てなくなった4月13日の浦和戦から右サイドDFを務めてきた伊野波は「勝てたことがよかったし、いい薬にもなった」とほっとした表情だった。

 前回対戦で9−1と圧勝した格下に序盤から襲いかかった。前半19分は小笠原のCKから岩政が先制し、2分後も小笠原のFKから興梠が2点目。44分に田代が頭で加点すると後半にも野沢とダニーロらが5点を加えるなど力の差を示した。

 J1の2連覇とアジア制覇を目指し、3月1日のゼロックス・スーパーカップで今季をスタートしてから16試合目。現在のメンバーは未体験のハードな日程と格闘している。主将の小笠原は「しばらく勝てない時期が続いたが、これでいい方向に持っていきたい」と、再びチームを連勝街道に導くことを誓った。

★オリベイラ監督に笑顔戻る

 鹿島のオリベイラ監督は久々の勝利に「最後の失点は気の緩みを反省すべきだが、勝って勝ち点3を得る目標を達成したのが何より重要」と笑顔を交え、落ち着いた口調で話した。

 白星から遠ざかるごとに温厚さが消えていた。最近は「チームが悪い報道の仕方をされているように感じる」と、メディアにもいら立っていたほど。格下相手とはいえ意味のある1勝となったようだ。

★クルンタイ銀行、鹿島に脱帽

 鹿島に2試合合計で17点を献上したクルンタイ銀行のアッタポル監督は「鹿島が本当に強いということを認めなければ」と脱帽した。

 後半には完全に集中力が切れ、簡単にゴールを許す場面も目立った。同監督は「鹿島が多くの得点を必要としていたこともあるし、うちの選手も緊張していた」とお手上げの様子だった。