2008年05月02日 更新
中日のエース・川上、遅すぎる今季初勝利に表情を緩める

10セーブ目を挙げた岩瀬(右)と笑顔でタッチする今季初勝利の中日・川上=ナゴヤドーム

6回中日無死、ウッズが左越えに先制ソロを放つ=ナゴヤドーム
(セ・リーグ、中日2−1横浜、5回戦、中日4勝1敗、1日、ナゴヤドーム)口を真一文字に結んで戦況を見つめていた川上が、勝利のハイタッチに加わってようやく表情を緩めた。「かなり久しぶりのような気がします」。エースとしては遅すぎる初勝利を、そう表現した。
4月3日以来の先発登板。若手が活躍する中で出遅れ、プライドがうずいていたに違いないが「気持ちを抑えて投げた」と捕手のミットだけを見据えた。低めへの直球と微妙に揺れ動くカットボールで打者を手玉に取り、7回を投げて外野に打球が飛んだのは4度だけ。2安打に封じ、責任を果たした。
今季は開幕戦で9回2失点と力投しながら引き分け、続く巨人戦では3者連続本塁打を浴びて敗戦。軽度の故障が理由とみられる登録抹消から再登録された後も中継ぎ登板で失点を重ね、実に7年ぶりに4月を未勝利で終えた。
「中継ぎ陣の姿を感じながらマウンドに立った。全員で戦って勝てた素晴らしい1勝」。期待と責任を十分に感じているからこそ出た言葉。チームに迷惑をかけた分、自分勝手な喜びは胸に押し込んだ。
★ウッズ、14試合ぶりの一発
14試合ぶりの4号本塁打が効果的な先制ソロとなったウッズは「ようやく打てた。川上の初勝利に貢献できてうれしい」と満面の笑みを見せた。
六回の先頭で、変化球を低いライナーで左翼席へ突き刺した。開幕前には年間50本塁打を目標に掲げ、本塁打を打つたびに50から1枚ずつめくっていく日めくりカレンダー状のものを自作したが「不振なのでクロゼットにしまっておいた。しばらくしまったまま様子をみるよ」とにやけていた。







◆中村紀
(六回に適時二塁打)「詰まらずにうまく打てた。憲伸(川上)を何とか勝たせてあげたかった」