2008年03月28日 更新

土井さん帰還会見 「宇宙に明日にでも戻りたい」

記者会見で仲間の乗員への感謝を述べる土井隆雄さん(右から2人目)=27日午後、米フロリダ州ケネディ宇宙センター(共同)

記者会見で仲間の乗員への感謝を述べる土井隆雄さん(右から2人目)=27日午後、米フロリダ州ケネディ宇宙センター(共同)

 米スペースシャトル「エンデバー」で無事帰還した飛行士7人が27日、ケネディ宇宙センターで記者会見し、土井隆雄さん(53)は「宇宙から帰ってきて非常に満たされた気持ち。チーム一丸になっていい仕事ができてよかった。応援してくれた日本の皆さんに感謝しています」と、語った。また「明日にでも宇宙に戻りたい」と“再挑戦”に意欲を示した。

 青の訓練服姿で会見場にそろって現れたクルーは元気な様子。土井さんは国際宇宙ステーション(ISS)のディナーで、全員にはしをプレゼントしたエピソードを披露。「全員がはしを使って宇宙食を食べ始めた。上手なのでなぜかと思ったら、無重力なのでつまみ損なうことがない。これが一番楽しい思い出」。

 自らISSに設置した日本実験棟「きぼう」の船内保管室に入室する際、「自分には小さな1歩だが、日本の宇宙計画には大きな入り口」と語った土井さん。

 「次のステップは?」との質問に「決めていないが、次の1歩を進むべき」と語ったうえで「すでにISSを恋しく思っている。明日にでも宇宙に戻りたい気持ち」と打ち明け、会場の笑いを誘った。

 日本に帰国後、したいことは「まず筑波(宇宙センター)の飛行管制チームと会って反省点などを意見交換したい。それから母や兄弟、友人と会いたい」と望郷の気持ちも漏らした。

 ISSでは、土井さんに加えロシアとフランスの飛行士も一緒に過ごす国際空間となったが、ドミニク・ゴーリ船長(50)は「違う文化、違う国からクルーが集まっても、同じ任務を達成した。この宇宙船に乗ったわれわれは同じカラーだ」と話した。